news 3月31日(月) 音更町長に山口武敏氏

佐藤氏に881票差

「確かな町政を」と抱負



【音更=町長選取材班】任期満了に伴い、新人3人が立候補した音更町長選挙は、30日投票が行われ、即日開票の結果、前町振興部長の山口武敏氏(57)=無所属・新人=が1万534票を獲得、当選した。前町議の佐藤英氏(35)=同・同=は9,653票で、終盤追い上げたもののあと一歩及ばなかった。十勝勤医協理事の得地三郎氏(66)=同・同=は1,450票だった。また、町議補欠選挙は、山口氏とペア選挙で臨んだ永谷芳久氏(59)=無所属、新人=が当選した。

ダルマに目を入れる山口氏の写真

塚本勧選対本部長(左)、恵子夫人らが持つダルマに目を入れ、喜びの山口氏

山口氏は金子町長支持派に加え、反金子派だった保守層を取り込み、万全の態勢で臨んだが、予想外に苦戦。一部に「選挙なしを前提に数人の有力者で候補を決めた」との候補者選考方法や「官出身」への反発などが、要因と見られるが、最後は山口氏の行政手腕に期待する声が勝った。

一方、組織力を持たない佐藤氏は「若さと民間出身」をアピール、若者を中心にムードを盛り上げ、反町長派や山口氏を擁立した過程に反発した層に加え、浮動層の一部に食い込み、支持を広げた。しかし行財政改革など、政策として強調した「民間出身だからできる町づくり」が大きな争点とはなりえず、自身の出馬が保守層を割ることにつながった点などがマイナス面となり、追い越すまでには至らなかった。

また、得地氏は独自の政策を訴え、アンケート調査など選挙戦では新しい試みを展開。共産党音更町委員会を中心とした組織が町長選に初めて擁立した候補として集票が注目されたが、山口、佐藤両氏の勢いに押された形になった。

当選が決まった午後8時半過ぎ、推移を見守り、緊張感が漂った山口選対事務所は支持者の歓喜の渦に包まれた。笑顔で支持者と熱い握手を交わし、ダルマに目を入れた山口氏は「アピールしてきた信頼と確かな町政の実現に全力を挙げたい」と力強く抱負を語った。

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