| 3月27日(木) | 音更町長選情勢分析 |
投票まであと3日 【音更=町長選取材班】25日に告示された音更町長選挙は、30日の投票(即日開票)まであと3日。十勝毎日新聞社は22日から24日まで実施した世論調査を基に、取材記者の情報を分析して情勢を探った。山口武敏候補(57)は各層で手堅く支持を固め、佐藤英候補(35)も草の根選挙で追い上げており、事実上、一騎打ちの様相を呈している。得地三郎候補(66)は2人にあおられ、厳しい戦いだ。
山口氏は連合後援会役員の人脈を生かしながら基盤を築き、ほぼ全地域を網羅する形で組織した地区後援会がフル稼働。木野市街を中心に住宅街でこまめに演説会を開く一方、平和運動センターを中心とする労働部隊の動きも本格化してきている。 「行政経験の豊富さ」に期待する声は多く、ほぼすべての農村地区のほか、木野地区でも柳町や緑陽台などで特に浸透。50歳代以上、農業、公務員・団体職員の支持が強い。 佐藤氏は若者の勝手連的組織などを中心に草の根運動で対抗、地域組織も10余りできるなど支援組織が顕在化してきた。街頭演説で訴える政策も理解を得てきており、告示後、徐々に支持の輪を広げ、出遅れをばんかいしてきている。 「若さと民間出身」をアピールポイントにムード盛り上げを図っており、「流れを変えたい」とする層に食い込んでいる。地元の南鈴蘭地区などを中心に木野の住宅地の一部や3、40代のサラリーマン、主婦層で支持を伸ばしている。 得地氏は「町民の立場に立った町政」を前面に打ち出してきたが、まだ共産党の支持層を完全にまとめきれていない。独自の政策を訴え、他の2候補との違いを強調する形で運動を進めている。 音更町は宝来や共栄台、緑町などの団地造成で、人口が増え続け、前回の町長選より当日の有権者は約3,000人前後増える見込み。調査では25%が「投票する候補をまだ決めていない」としており、特に20代の女性で目立っている。 各陣営とも新興住宅地や若い層について「動きがつかめない」としているが、山口、佐藤の両候補にとってこの層にいかに食い込むかがカギとなっている。また、無関心層が多くなる都市型傾向への危ぐがある一方、新人3人の戦いで関心の高まりを期待する声もあり、投票率(前回77.8%)の行方も注目される。
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