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3月22日(土)

振り子特急デビュー

札幌へ最短2時間12分

満席の客乗せ一番列車



【政経部=植木康則】JR北海道のダイヤ改正が22日スタート、今回の“目玉”新型振り子特急「スーパーおおぞら」が帯広駅に姿を見せた。帯広−札幌間が最短2時間12分となり、従来より25分短縮されることで、近づく道央圏との人的・経済的な交流の活性化に向けた期待が高まっている。

振り子特急「スーパーおおぞら2号」の写真

道央圏との一層の交流促進などの期待を背負って出発する 振り子特急「スーパーおおぞら2号」(撮影=山下僚)
今回の振り子導入は、JRが1994年から取り組んだ「石勝線・根室線高速化事業」が完成したことによるもの。地上・車両費合わせて160億円の資金を投入、十勝管内でも駅構内などで夜を徹した工事が行われてきた。

ダイヤ改正ではこのほか、帯広−札幌間に特急「スーパーとかち」が1往復増え、同区間の特急列車は全部で13往復になるなど、札幌との利便性は一層向上することになった。

この日は、帯広駅4番ホームで午前9時から関係者らが出席して、乗客代表への花束贈呈や中川昭一代議士や高橋幹夫市長ら8人がテープカットを行うなどのセレモニーを実施。予約開始後5分で完売という人気のため、指定席を3両増結。釧路駅からは438人が既に乗車、帯広駅からは69人が午前9時14分発札幌行き特急「スーパーおおぞら2号」に乗り込んだ。乗客の一人、市内に住む武田雅司さん(39)は「切符が取れてうれしい。2時間はあっという間だと思う。振り子の揺れも楽しみ」と、妻の秀美さん(35)娘の麻美ちゃん(5つ)と笑顔で札幌へ向かった。

JR貨物総合鉄道部も発足

また、JR貨物では同時に貨物列車のダイヤ改正も実施、釧路機関区を帯広貨物駅に統合し、道内初の「総合鉄道部」を開設した。同駅の貨物取扱量が札幌に次ぐもので、全国でも10本の指に入ることから、同駅を道東物流の拠点とする方針だ。さらにこの日から帯広−札幌間に、最高速度で15キロ、けん引力で150キロほど性能が高い新型ディーゼル機関車も導入。貨物分野でも時間短縮、輸送量増加を目指す。

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