news 3月11日(火) 音更町長選

告示前2週間の情勢

4割が態度未定



【音更=町長選取材班】任期満了に伴う音更町長選挙は、25日の告示まで2週間と迫った。前町振興部長の山口武敏氏(56)、前町議の佐藤英氏(35)、十勝勤医協理事の得地三郎氏(66)の新人3人が立候補を予定、激しい前哨戦を繰り広げている。十勝毎日新聞社は7日から9日までの3日間実施した世論調査を基に、情報を総合して告示前の情勢を探った。その結果、山口氏が厚い支持基盤を背景に各層に浸透、佐藤氏は20、30代の若い世代で支持を伸ばしている。また、得地氏は一部労働者層の組織票を固めつつある。しかし、調査回答者の約4割が候補者を決めておらず、まだ流動的な要素が多く残っている。

山口武敏氏の写真
山口武敏氏

山口氏の連合後援会には各団体の代表者らが名を連ね、地区・グループ後援会も33を数えるなど固い基盤を築いている。「組織が大き過ぎ、小回りが利かない」と上滑りを懸念する声も出ているが、当初、心配された知名度の低さは支持層の厚さで補っている。

36年間の行政経験を基に「信頼と確かな行政」を訴えており、特に農業者、公務員、年代では40歳代以上で強い。金子尚一支持者のほか前回、八巻隆氏に回った保守層の一部も取り込んでいるが、若い世代への広がりと大票田の木野市街での動きが焦点となりそうだ。

佐藤英氏の写真
佐藤英氏

佐藤氏は町内をほぼ一巡した。若者の勝手連的組織も3団体でき、草の根運動を展開。組織力の弱さをキメ細かなフットワークと毎朝の街頭演説などによる独自な戦いでカバーを目指している。

町議選での2回の選挙経験、知名度の高さに期待をかけており、特に20、30代、職業ではサラリーマン層で支持を拡大している。「若さと民間出身」をアピールポイントにムード盛り上げを図っているが、木野市街のほか、自民党支持者、主婦層をどれだけ取り込めるかがポイントとなっている。

得地三郎氏の写真

得地氏は「町民の立場に立った町政」を前面に打ち出し、支持者宅回りを続けている。ほかの2人のせめぎあいに合っており、共産党の支持者を完全にまだまとめきれていないが、40代で一部広がりを見せている。

ただ、調査では約4割が「候補をまだ決めていない」としており、特に女性は半数近くに上っている。20代から40代に多く、各陣営ともこの層にいかに食い込むかが今後の大きな課題になっている。

得地三郎氏


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