news

2007年9月29日(土)

十勝初屋内カーリング場/カールプレックス


雪氷利用の省エネ型



土谷特殊農機が建設
農業用D型ハウスを応用、雪氷エネルギーも活用する十勝初の屋内カーリング場「カールプレックスおびひろ」(折原徹也撮影)
 土谷特殊農機具製作所(帯広市西21北1、土谷紀明社長)が市内稲田町東1線121ノ12(帯広工業高校東側)に建設してきた十勝初の屋内カーリング場「カールプレックスおびひろ」がほぼ完成、28日に製氷作業が本格的にスタートした。年内のオープンを目指している。同社では雪氷エネルギーを利用した独自の空調システムで省エネを実現、国際規格で世界初の通年利用が見込める屋内リンクとなり、世界でも注目される画期的施設だ。

製氷作業スタート
国際規格で世界初の通年利用

年内のオープンを目指して始まったリンク作りの製氷作業
 同社は製氷やリンク造りに経験豊富なスポーティングカナダ(神奈川県川崎市、小林宏社長)と事業提携、農業用D型ハウスを応用した独自のカーリング施設を開発した。同施設は2005年11月完成の山梨県山中湖村の第1号施設に続いて2カ所目。

 新施設は2面4シートのリンクを備え総工費約2億円。敷地面積約3170平方メートル、延べ床面積1422平方メートル、共有スペースを持つ2棟一部2階建てで、リンク1面の奥行き44.5メートル、幅4.75メートル、高さ8メートル。

 断熱性に優れたアイスシェルターを設け、冬場の低温を利用して200トンの氷を製造し貯蔵。これを使って冷房、除湿の空調管理を行って維持費は既存リンクの半分以下にまで削減できる見込みだ。施設の機械制御や冷房システムの製作に当たったカナダカーリング協会技術顧問のアート・サザランド氏(49)は「この施設は世界で一番効率が良い。今まで見たことがない」と高く評価し、同国でも施設運営のモデルとする意向だ。

 土谷特殊農機具製作所はスポーツメセナ(スポーツでの社会貢献)を掲げ、会員登録した団体や個人に優先的に使用してもらう。土谷社長(66)は「この周辺は高校や帯畜大など学校が多くある。世界を目指す選手育成につながれば」と期待する。
(中津川甫)
 
>>> NEWS SCRAP

(C) TOKACHI MAINICHI NEWSPAPER >>> WEBTOKACHI トップ