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2007年4月29日(日)

「愛の国郷土博物館」


伝えたい開拓の苦労



来月2日開館、愛国住民有志

 帯広市愛国の住民有志が、明治から昭和初期の農機具を展示した「愛の国郷土博物館」を5月2日、旧愛国駅付近の倉庫に開館する。先人の開拓の苦労を伝えようと、木製の馬そりや、ばん馬等身大の木馬も用意。有志代表の黒田剛嗣さん(59)は「実際に触れて体験できる館にしたい」と準備に張り切っている。(酒井花)

農機具や馬そり展示
「連休中、多くの人に」


年代物の農機具を展示する「愛の国郷土博物館」の有志(前列右が代表の黒田さん)
 農家の倉庫に眠っている開拓時代の農機具や生活道具を保存、展示しようと、酪農業を営む黒田さんをはじめ有志6人が2年前から収集し、約300点が集まった。古くなり部品がなくなった物は、地域の松田鉄工所社長の松田繁雄さん(52)が補修を買って出た。

 有志はこのほど、民間の倉庫(広さ約78平方メートル)を借り、壁に沿って時代の変遷が分かるよう農機具を展示した。開拓時代、木の切り出しに使われた10種類以上ののこぎりを切り株とともに並べたほか、農作業で貴重な動力だった馬に付ける馬具、プラウ(耕運機)、種まき機、昭和初期の回転式脱穀機など、今では目にすることができない貴重な農機具が置かれている。手書きの説明板を加え、使い方や十勝農業の解説もしている。

 職人が木を蒸し、しならせて作った頑丈な馬そりを木馬に付け、手綱さばきを体験できるようにもした。有志の竹中忠義さん(77)は「昔はそりに最大で豆16俵(約960キロ)を積んでも馬は運んでくれた」と話し、27日開幕した新生「ばんえい十勝」に併せ、「ばん馬の原点をここで知ってほしい」と願う。

 黒田さんは「地域の子供たちの体験学習の場にもなれば。連休中に多くの人に来てもらいたい」と話している。オープンは午前11時から。入場無料。連休中は無休。
 
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