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2007年4月10日(火) |
環境省とJA士幌町など |
外来種のハチ駆除へ |
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トマト栽培授粉で利用
特定外来生物指定受け 【士幌】温室トマトの授粉を助ける昆虫として輸入されているヨーロッパ原産の外来種「セイヨウオオマルハナバチ」が昨年9月、特定外来生物に指定されたことを受け、環境省は5月から士幌町内で野生化している「セイヨウ」の駆除に乗り出す方針を決めた。ハウス内のトマト栽培でセイヨウを利用しているJA士幌町(森本勝組合長)と町の3者で駆除計画を立てて実施する。環境省によると、特定外来生物に指定後、道内で農業従事者が駆除に乗り出すのは初めて。(道下恵次) セイヨウは1992年から日本への輸入が始まった。トマトやナスのハウス栽培で人工授粉させるために利用されている。ところが、輸入されて以降、ハウスから逃げ出すなどして野生化、96年に国内で野生巣が確認され、その後も生息分布が拡大している。 同省によると、道内にはエゾオオマルハナバチなど11種の在来種が生息しているが、セイヨウは餌や営巣場所をめぐる競争力が強く、在来種にとっては脅威。花の根本に穴を開け、みつだけを盗む「盗蜜」をすることから、特に高山植物などは授粉できずに絶滅も懸念されている。 十勝でも士幌、上士幌、帯広で生息が確認され、環境省などは野生植物が多く群生する大雪山国立公園内への移入を防ぐため駆除することを決めた。管内ではJA士幌町が今年度、セイヨウの巣箱130個を輸入しハウス60棟でトマト栽培に利用する計画だ。 1回目の駆除は5月9日に士幌町内で実施され、セイヨウが好むエゾムラサキツツジの群生地を中心に監視し、生息を確認すれば捕獲する。環境省上士幌自然保護官事務所の島影芳治自然保護官は「高山帯の植物がセイヨウによって絶滅しないよう今のうちに駆除を進め、農業従事者の協力も得て効率的に実施していきたい」と話している。 |
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