十勝毎日新聞社
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Obihiro Tokachi Hokkaido Japan
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 [2006.10.23]
E3試験に市民も参画 一般モニター公募へ とかち財団12月から実施
 十勝圏振興機構(とかち財団、有塚利宣理事長)が実施する「E3燃料」(エタノール3%混合ガソリン)の公道走行試験で、今年度は一般市民のモニターも公募する。バイオマス(生物由来資源)エネルギーの実用化に向けて、十勝の取り組みを市民レベルに広げるのが狙い。全車両の半数に当たる9台を公募、加速性、始動性、燃費などを調査する。今回の試験では初めて、同財団が規格外小麦から製造したバイオエタノールを使用する。(高田敦史)

昨年度行われたE3燃料の走行試験(2005年9月)。今年は市民モニターも公募して行われる
 同財団では昨年度から、国の事業委託でE3燃料の各種試験を実施。昨年度は道開発局が栽培した飼料用トウモロコシを九州でバイオエタノール化し、帯広市役所、帯広開発建設部、十勝支庁などの公用車9台が9月から5カ月間、走行試験を行った。

 同財団に設置しているバイオエタノール試験プラントでは現在、10%強濃度のバイオエタノールが製造できる。しかし、E3燃料として混合するにはアルコール分を高める必要があり、同財団では11月末にも、北海道農業研究センター芽室研究拠点(芽室、桑原達雄研究管理監)が導入するエタノールの蒸留装置を設置する。

 発酵と蒸留で1サイクル1週間程度。原料160リットルから90%超のエタノールが16リットルでき、E3燃料が約530リットル製造できる。また、発酵残さ(DDGS)を乾燥させ、飼料としての実用化調査も行う。

 ガソリンとの混合は許可が必要で、帯広市内の自動車リサイクル業・エルバ北海道(杉山博康社長)に委託。簡易給油機を市内のJA帯広かわにしのスタンド(市内西20南2)に置き、モニターには1リットル当たり100円を負担してもらう。

 これまでの走行試験ではレギュラーガソリンと遜色(そんしょく)ない性能が確認されており、同財団では「参加車両にはステッカーを張ってもらい“広告塔”としての役割も期待したい」と話している。

 調査期間は12月上旬から来年2月中旬まで。試験中は普通のガソリンの給油はできない。公募は25日から。はがきに住所、氏名、年齢などを記入し、31日までに同財団(〒080−2462、帯広市西22北2ノ23)に申し込む。

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