十勝毎日新聞社
WEB TOKACHI
Obihiro Tokachi Hokkaido Japan
>>> 目次ページに戻る
 [2006.09.25]
帯広市以平町に住む帯広第七中学校2年の中村あいさん(13)は8月17−25の7泊9日の日程で、環境先進国ドイツでの体験学習「ドイツに学ぶエコツアー」に参加した。現地で目にした再生可能エネルギーやリサイクルなど、資源を大切にするさまざまな取り組みについて、中村さんに寄稿してもらった。2回にわたって紹介する。
ごみの分別とリサイクル 

買い物はかばん持参/細かに分かれるごみ箱
環境保護の意識根付く

 ドイツのスーパーマーケットへも足を運びました。ビニールの買い物袋は有料でみんな自分のかばんを持参していました。瓶詰が並ぶコーナーには、ほどんどの商品に「BIO」と書かれた、環境に優しい育て方をしたということを証明する六角形の印「オーガニックマーク」を発見。飲み終わったペットボトルを自動販売機のような大きな回収機に入れると、飲み物を買った時に加算されていた分のお金が戻ってくる仕組みになっています。

ザクセン国立公園の岩山からの眺め。家並みの間にも緑が多い
 ドイツの人には「リサイクルをしないとお金の面でも環境の面でも損をする。もったいない」という意識が根付いているようです。ドイツが国全体として環境問題に興味を持ち始めたのは、第二次世界大戦後。産業の発達によって自然が壊れ、国民が「このままではだめだ」と、環境を守ろうという意識が高まりました。

 日本のように燃える、燃えないごみの分別ではなく、10種類以上に細かく分別します。特に「グリーンポイントシステム」は、いくつかの素材からできていて分別しにくい、ごみのマークが付いている物をすべて黄色いごみ袋に入れて出し、その先の施設で丁寧に分別してくれる仕組みです。紙の分別も質によって細かく、白い紙や段ボール、新聞紙などに分け、瓶も色ごとに分けています。街の中には日本のごみ箱では想像できないような、大人の背丈以上もある大きなごみ箱が並び、そこには10個くらい穴が開いていてごみを細かく分別して出します。

 ザクセン国立公園内の散策では、人間の手がつけられていないドイツの環境、大自然に触れました。ドイツにはいろいろなところに自然と触れ合う機会がたくさんある一方、都会ではビルに囲まれている日本で「自然を大切にしましょう」と言ってもイメージがわきにくいと感じました。小さいころから周りに自然がないと、自然の大切さは実感できません。私は周りの人たちに環境の大切さを伝えたり、まずドイツより少ない分別を頑張っていきたいです。

>>> 目次ページに戻る
(C) TOKACHI MAINICHI NEWSPAPER >>> WEBTOKACHI トップ