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十勝毎日新聞社
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Obihiro Tokachi Hokkaido Japan
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 [2006.09.20]
地球防衛商店

BDFを一般販売 「多くの人に使ってほしい」
食用廃油再生燃料化装置でBDFを精製してみせる岩崎工場長
 「地球防衛商店」(帯広市東2南14、笠井大店長)はこのほど、家庭で使った廃食油など植物油を原料とした軽油の代替燃料「バイオ・ディーゼル・フューエル(BDF)」の一般向け販売を始めた。管内では珍しく、現在1リットル当たり97円で提供している。

 BDFは軽油と同等の燃費と走行性で、黒煙は軽油と比較して約3分の1、大気汚染物質の硫黄酸化物もほとんどないという。再生可能な植物エネルギーのため、二酸化炭素を増やすことにならず、地球温暖化防止にもつながるため、近年、全国的に注目されている。

 精製はメーカーから購入した食用廃油再生燃料化の専用装置で行う。廃食油にメタノールなどを混ぜてグリセリンを取り除き、中和や洗浄でせっけん分や汚れなども取り去ると完成する。90リットルのBDFを精製するために、廃食油100リットルを使用。100−200リットルのBDFをつくるのに、半日ほどかかる。

 笠井店長は10年前、偶然テレビでBDFを知って以来、独学で情報収集し、開業準備を進めてきた。今年5月、同所にミニプラントを開設。精製過程で出たグリセリンは発酵促進剤として活用するなど、廃棄物を出さない配慮もしている。

 現在、スタッフ3人が管内の飲食店などを回り、廃食油を回収、原料確保にあたっている。8月中旬から試運転を始め、口コミで広がってきた一般購入者は、多い日で1日10人前後。その多くがリピーターとなっているという。製造責任者の岩崎裕之工場長は「製造コストを考えると、もっと高くしたいが、まずは多くの人に使ってほしい」としている。

 購入は、初回のみ本人特定のため車検証が必要。また、廃食油(植物油)の持ち込みも随時受け付けているほか、特典付きの現物配当権がある「サポーター」(1口1万円)も募集中。

 問い合わせは同商店(0155・66・5544)へ。(佐藤いづみ)
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