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十勝毎日新聞社
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Obihiro Tokachi Hokkaido Japan
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 [2006.01.19]
LPガスの住宅用発電システム

寒冷地対応型を開発
芽室ガスと住商第一石油ガスが試験導入した寒冷地対応の「エコウィル」
芽室ガス 町内民家に試験導入
 【芽室】LPガスを使った寒冷地対応型の住宅用発電システムを、芽室ガス(芽室町東6ノ1、明瀬禎純社長)が、住商第一石油ガス(本社札幌)と共同で開発した。LPガスエンジンで発電し、同時にその排熱でお湯にする家庭用コージェネレーション(熱電併給)システム。18日、芽室町内の民家に試験導入し、3月までの間、冬期間のデータを収集する。両社によると、寒冷地対応は前例がなく、道央圏以外での戸建て導入は初めて。(植木康則)

 大阪ガスなどで導入を進める発電給湯暖房システム「エコウィル」の寒冷地対応型。従来型は氷点下15度で発電が停止してしまう仕様だった。昨年10月から2カ月かけ、共同研究した。

 排熱の有効利用など、総体的なエネルギー使用量削減にもつながり、省エネや二酸化炭素排出削減効果も見込めるなど、環境保全にもつながりそうだ。

 同システムは、発電ユニットと貯湯槽ユニットで構成。ガスエンジンで発電、発生した排熱は熱交換機を通して貯湯槽の水150リットルを沸かし、風呂や床暖房、パネルヒーターなどに活用できる。

 発電量は1キロワット。住居の広さや家電製品の種類で差はあるものの「電力は4人家族の戸建て住宅の照明・家電などほとんどをカバーできる」(芽室ガス)とし、電力消費量の約3割を賄えるとする。

 経済性でも、1年間の光熱費は「灯油セントラル、オール電化と比較しても遜色(そんしょく)ない」(同社)とする。設置費用は、機材合計で約78万円。現場に応じて別途工事費がかかる。

 18日からの調査では、冷え込みの中で配管や排気の状況などをみる。冬期間の調査が終わり次第、ハウスメーカーや地元工務店への提案なども行っていきたい考え。芽室ガスでは「寒冷地の住宅市場に対して、提案できる素材を持ちたかった。オール電化などとともに、利用者に選択の幅が広がるのでは」と話している。

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