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十勝毎日新聞社
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Obihiro Tokachi Hokkaido Japan
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道地球温暖化防止活動推進員
坂本芳美さん


あきらめず、無理せず継続
 [2006.03.16]
必要なきっかけ
 市民が省エネに取り組むには、きっかけが必要です。付加価値や励みになる仕組みを整備し、地球環境を良くするための輪を広げていきたい。

実優ちゃんを抱き、「子供が生まれてから環境・省エネ意識が強まりました」と話す坂本さん
 道地球温暖化防止活動推進員として連合町内会やPTA研修会などで講演し、市民が取り組みやすい活動を提案しています。関心が強いのは家電の待機電力。主電源を切る節電タップを使うことでわが家の電気代を30%カットできました。

 生ごみたい肥化に関しても、「何かやりたい」と興味を示す聴講者もいます。日常習慣を変えるのはストレスになるので、無理なく楽しんで取り組める方法を紹介しています。

 十勝は良好な環境に恵まれているので、危機感が比較的希薄だと思います。しかし、地球温暖化は世界的に進み、海面上昇で平地面積が狭まり食料問題の深刻化が予想されます。北海道の気象変動も、生活に密着した問題です。家庭の中から省エネを始め、環境問題を通して人間らしい社会を取り戻してきたい。

8年かけ定着
 省エネに関心を持ち続け、あきらめず、しかし無理をしないことが大切です。私自身も、関心を持ってから省エネ生活が定着するまで8年かかりました。お金や仕事優先から、自然を楽しむスローライフへの価値観の転換が求められます。地球に優しい今の生活の方が楽で、自分さえ良ければという感覚から脱皮できました。

 家族の在り方を見詰め直すきっかけにもなります。1つの部屋でテレビを見るなど一家だんらんの機会が増えたのは、思ってもみなかった大収穫です。家計にも優しく、電気代は年間約3万円を削減できました。

 家電や車には処分時にお金が戻ってくるデポジット制度を導入するなど、市民主役の価値観で考えていかないと。企業活動にマイナスだから省エネできないではなく、市民が活動で意思表示し、企業や行政を動かすことが必要ではないでしょうか。
(池谷智仁)

<プロフィル>1968年帯広市生まれ。帯広北高、帯広コンピュータ専門学校卒。2005年度から道地球温暖化防止活動推進員。帯広市の環境保全推進会議委員や環境審議会委員なども務める。01年からおびひろ「地球村」代表として環境家計簿普及などに力を入れている。夫の光司さん(43)、長女の実優ちゃん(3)と市内で3人暮らし。
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