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2006年8月29日(火)

国の税制改革


市民負担6億円増



個人市民税の来年度影響額
定率減税廃止響く

 国の税制改革で来年度の住民税から定率減税の完全廃止、税率の一律10%(うち市町村民税6%)化などが行われることを受けて、帯広市は28日までに、個人市民税の影響額試算をまとめた。定率減税廃止などによる増税額は6億860万6000円、住民税率10%化の影響額は12億3845万7000円。税率10%化の増額分は、07年分所得税で増減なしに調整される仕組みだが、相次ぐ税制改革に負担増を感じる市民が増えそうだ。(小林祐己)

税率の一律10%化分
来年の所得税で調整


 来年度実施の個人住民税の主な税制改革は(1)定率減税の完全廃止(2)65歳以上の非課税限度額廃止に伴う経過措置(3)税率一律10%化−の3つ。市では、今年度当初課税(7月末)の状況を基に、来年度個人市民税(来年6月徴収)の今年度分と比べた増減額を推計した。

 定率減税は今年度、半減の7.5%(2万円限度)に縮小されたが、来年度からは全廃される。影響額は3億4402万8000円で、市内の全納税義務者約7万8500人で単純に計算すると、1人約4400円の増税となる。

 65歳以上の非課税限度額(125万円以下)は廃止の経過措置として、今年度3分の1課税になり、来年度は3分の2課税となる。今年度比の来年度影響額は、均等割が295万3000円(約3000人)、所得割が633万円(約2100人)の増税となる。

 このほか定率減税廃止と非課税枠縮小、税率10%化などが重なって生じる影響額が、2億5529万5000円に上る。これらの合計約6億860万円が、来年度税制改革による増税額となる。

 一方、住民税率は現在所得額に応じて5、10、13%(うち市民税3、8、10%)が、一律10%(同6%)に統一される。現在住民税5%を払う市民は税率が2倍に上昇するが、市によると、市内納税義務者の約72%がこの層にあたるという。

 影響額は約12億3845万円だが、この増額分は所得税で減額され、個人の合計税額は増減なしに調整される。しかし、所得税への反映は翌年となるため、来年度の住民税通知時に市民が感じる増税感は増しそうだ。

 すべてを合計した来年度税制改革による個人市民税の影響額は、18億4706万3000円の増額。市では「来年1月に詳しいPRを行う予定。国の税制の考え方なので、市としては公平負担を説明していく」と話している。
 
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