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2006年4月26日(水)

道新幹線


帯広乗り入れを検討

JR北海道坂本会長 在来線使い、札幌経由で
 JR北海道の坂本眞一会長は25日午後、帯広市内で開かれた北海道市議会議長会の講演で、「新青森から札幌に着いた新幹線を帯広、旭川などにそのまま乗り入れるシステムを検討している」と話し、新幹線が札幌まで開通した場合に地方拠点都市と直接結ぶ構想を提示した。道央・道南の沿線以外にも直接的な効果が及ぶ可能性が示され、新幹線の早期整備を求める帯広十勝の期成運動に弾みを付けそうだ。

新幹線の帯広乗り入れの構想を語る坂本会長
 「フリーゲージ・トレイン」と呼ぶシステム。新幹線に比べ在来線は線路幅が狭いが、数分間で車輪間隔を変換する開発中の技術で対応する。坂本会長は「付け替えや乗り換えを必要とせず、新幹線のまま時間を短縮して帯広などに来られる」と利点を訴えた。

 さらに、坂本会長は、在来線を走る貨物列車のコンテナを新幹線の中に誘導・積載し新幹線並みの速さで運ぶシステム(トレイン・オン・トレイン)の導入を検討していることも初めて明かした。新幹線の速度は貨物列車の3倍強。「(新幹線を)1時間に2、3本走らせたい」(坂本会長)考えで、貨物列車のほか自動車の輸送も視野に“新幹線化”して運行の増加・効率化につなげる。

 坂本会長は「新幹線はあくまで手段。地域活性化こそが目的」と道新幹線の重要性を強調。札幌開通の見通しについて、競争相手となる北陸や九州の活発な期成活動を挙げ、「事業見直しを行う3年後に予算をつけられるかが勝負」と早期整備の機運の高まりを促した。

 講演は「北の大地に新幹線」と題して、同議長会の定期総会後の議員研修会として行われた。
(栗田直樹)

建設促進を決議道市議会議長会
 北海道市議会議長会(会長・大越誠幸札幌市議会議長)は25日、帯広市内の北海道ホテルで開いた定期総会で、北海道新幹線(新青森−札幌間)の建設促進を求める決議を採択した。

 決議によると、「札幌までの延伸は570万道民の長年の悲願」とし、(1)新青森−新函館間の早期開業(2)全線フル規格での1日も早い認可・着工(3)地域負担に対する財源措置の充実・強化−などを盛り込んでいる。

 このほか、北方領土問題の早期解決と隣接地域の復興対策を要求する決議などを決定。役員改選では大越会長を再任。鈴木孝昌帯広市議会議長は理事に就任した。
 
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