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5月2日(月)

東京から通いパン教室開講


親の介護と夢…両立



浦幌出身の早川さん
来勝の機会利用

 東京でパン教室を開いている早川喬恵さん(47)=浦幌町出身=は今月から、両親の介護で十勝を訪れる機会を利用し、帯広市中心部のマンションで月1回、パンとお菓子の手作り教室を開く。40、50代の多くにとって親の介護がテーマになる中、「自分を犠牲にせず、自己実現を図りたい」という夢をかなえた。介護をしながら自分の生活を守る早川さんの生き方は、同世代の女性からも共感を得ている。(酒井花)

帯広市中心部のマンションでパン教室を開くことになった早川さん(右)と同級生、後ろは早川さんの両親
「自己実現を」同世代女性も共感

 早川さんは帯三条高を卒業後、東京の短大へ進学。1980年に結婚し、大学4年の長男、高校3年の二男、同1年の長女がいる。自己流でパン作りを始め、東京の自宅で近所の人を対象に教えるまでになった。

 本格的に教室を開こうと思ったのは、子育てが一段落した8年前。「子供はいつか巣立っていく。いつまでも『○○ちゃんのお母さん』ではなく、自分の生き方を確立したかった」という。ジャパンホームベーキングスクール(本部大阪)に通い、講師の資格を取得。自宅で7クラスを開催、同スクールの東京本校でも助手を務める。

 専業主婦から脱皮を図り始めたころ、浦幌に住む両親の介護が深刻になっていた。98年に父の石丸恭朗さん(73)が脳こうそくで倒れ、看護を続けてきた母の玲子さん(70)にも疲れの色が見えていた。「父が車いすになり、古い住宅での生活は限界」と感じた。

 十勝から離れて生活する2人の弟と相談の上、昨年12月に完成した、JR帯広駅北側の高層マンション「ユニーズ帯広レジデンス」(西2南11)を購入。両親に移り住んでもらい、早川さんが月1回訪れることにした。

 40代後半というと、両親の介護をどうしていくか悩むことが多い世代。早川さんは「介護のために犠牲になるのは自分にも両親にもよくない」と思い、地元でのパン教室と介護を両立させることにした。

 中学や高校時代の友人も早川さんをバックアップ。高校の同級生は「私たちは一度働いた経験を持ちながら、これまで子育てに追われてきた。今、介護という問題を抱えながらも、自分とは何か自己実現を図りたいと思う時期」と話す。

 教室では、パンの発酵から形成まで、分かりやすく伝える。作るのはマヨネーズパン、ハムロールの2種類。早川さんは「大切な人のために、焼きたてのパンを作りませんか」と話している。

 教室の日程は今月が19−22日。午前10時からと午後2時から。受講料は2000円。詳細は帯広レジデンスモデルルーム(27・7130、木曜休み)まで。

 


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