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9月30日(木)

十勝産生乳加工の新拠点


よつ葉乳業の新工場が稼働



最新技術と衛生管理

 【音更】よつ葉乳業(本社札幌市、藤居紘社長)が十勝主管工場(音更町新通20)敷地内で建設していた新市乳工場が完成し、稼働を始めた。旧工場より約3割多い年間12万キロリットルの牛乳・加工乳・乳飲料を製造可能で、十勝管内から収集した市乳向けの生乳すべてを同工場でパック詰めする体制を整えた。最新の製造技術と衛生管理設備で製品の品質と安全性向上も図り、10月1日から新商品6種を出荷する。

稼働を開始したよつ葉乳業十勝主管工場の新市乳工場(山下僚撮影)
年間12万キロリットル製造へ

 2003年からの同社中期経営計画に掲げる市乳事業再構築の一環で、同年8月に着工した。鉄骨造一部3階建て延べ床面積1万7300平方メートル。貯乳設備を7基660トン備え、原料乳受け入れ5ライン、パック詰めする充てん機は計10台12ラインある。総工費58億円。

 「高品質」「製法」「からだ」「地球」への「やさしさ」を方針とした。生乳の成分を損なわないようにラインを従来よりも短くし、曲がり方や速度を緩やかにした。殺菌条件も主要他社より10度低い120度にした。

 全工程でHACCP(総合衛生管理製造過程)に対応。小学生を中心に「年間約1万人」という見学者に対応し、十勝の酪農や同社の製造工程を紹介するPR室も設け、一般公開する。

 同社によると十勝主管工場は、十勝管内の生乳生産の半数に当たる50万トン余りを受け入れ、製品を全国に出荷している。旧工場から機材を一部移設し、11月から本格稼働する予定。旧工場の利活用は今後検討する。藤居社長は「市乳事業全体の事業基盤を強化することで、北海道酪農の経営安定に貢献できると確信している」と話している。(岩谷真宏)
 


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