news

9月30日(月)

平原通

テナント撤退相次ぐ

中心部の集客力低下
ビル活性化策に苦慮

 帯広のメーンストリート、西2条通(平原通)の商業ビルに入居する衣料品店の撤退が相次いでいる。29日にはポポロビル(西2南9)1階のスズタン帯広ポポロ店、ホシビル(同)2階のベルグループ3店が、中心部の集客力低下などを理由に閉店した。今後、ビルの活性化をどう図っていくべきか、中心商店街にとって大きな課題になっている。(酒井花)




衣料品店が相次いで閉店する平原通に並ぶホシビルとポポロビル
 今回、閉店したポポロビルとホシビルの店舗はいずれも高校生など若者に人気のある衣料品店だった。路面店のスズタンポポロ帯広店は店を構え10年と長いが、長崎屋帯広店にある店舗に統合した。同店の責任者は「オープン当初と比べると客数の減少は著しかった」とする。“顔”となる路面店の撤退で1階は雑貨店を残すのみ大半が空きとなった。

 2階のカジュアル衣料品店ベルグループの3店が同時に閉鎖するホシビルは、これで2、3階が空室に。同ビルを運営する伊藤合名会社は「最盛期と比べ40%ほど賃料を値下げするなど努力はしているが、なかなか思うようにいかない。中心部全体の集客力が落ち込んでいる」と言う。

 中心部を歩く市内の女子高校生は「ビルの中の店がだんだん少なくなり、買い物に行く回数も減った。代わりに郊外の大型店にバスで行ったり、西1条や広小路にある古着屋さんで買い物したりしている」と話す。周辺で若者向け衣料品を扱う経営者は「このままではまちなかに若者を対象にした店舗が少なくなる」と危機感を募らす。

 両ビルだけでなく、平原通に面する多くのビルが空室を抱え、活用に苦慮している。中心部のビルに入居するテナント経営者は「単独店なら店の魅力で客を呼べるが、ビル全体となると1、2店のテナントだけでは対応できない」とビルでの営業の厳しさを語る。

 平原通商店街振興組合理事長でポポロビルの経営者、夷石行夫いせきビル社長は「テナントに入居していた物販、小売業界の状況も厳しく、さらに苦しい時代は続くのでは。ビル活性化に特効薬はないが、駅前の再開発やチャレンジショップなど新たな動きで、流れが変わってくれれば」と話している。


このニュースの著作権は十勝毎日新聞社に属します。