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6月20日(木)

鈴木宗男議員を逮捕

やまりんから500万円

東京地検
あっせん収賄容疑

 林野庁の行政処分をめぐるあっせん収賄事件で、東京地検特捜部は十九日午後、衆院本会議の逮捕許諾議決と東京地裁の逮捕状発付を受け、あっせん収賄容疑で衆院議員鈴木宗男容疑者(54)=自民党離党=を逮捕。同容疑者の都内の自宅や事務所、議員宿舎、贈賄側の林業会社「やまりん」(帯広市)など関係先十八カ所を家宅捜索した。(31面の関連記事)

 鈴木容疑者は容疑を否認しているとみられる。一方、贈賄側(時効成立)のやまりん幹部らは容疑を認めている。

 国会議員が許諾議決を経て逮捕されるのは、戦後十五件目。鈴木容疑者をめぐる一連の疑惑は、本人の汚職事件に発展。特捜部は、林野庁に対する不正な口利きの実態とともに、北方支援事業などへの介入疑惑についても解明を進める。

 鈴木容疑者は同日午後、東京・南青山の自宅を出た後、特捜部に任意同行を求められ、午後四時半すぎ、霞が関の検察庁舎内で逮捕された。

 調べによると、鈴木容疑者は官房副長官に就任直後の一九九八年八月四日、副長官室にやまりん会長らの訪問を受け、違法伐採に伴う行政処分で同社が不利益を被らないよう、林野庁幹部に口利きするよう依頼された。その上で、見返りとして五百万円のわいろを受け取った疑い。

 やまりん側は、副長官への就任祝い名目で現金を提供し、鈴木容疑者はうち三百万円を資金管理団体への献金として処理。しかし、特捜部は、この現金が公平な処分をゆがめる「不正行為のあっせん」に対するわいろと認定した。

 やまりんは九八年六月二十六日、国有林を無断伐採したとして、帯広営林支局(当時)から七カ月の入札参加資格停止処分を受けた。鈴木容疑者は林野庁幹部に対し、同社が処分期間中に受注できなかった分と同量の林産物を、処分終了後、随意契約などで受注できるよう複数回にわたって要請したとされる。

 鈴木容疑者は十八日の衆院議院運営委員会で、「受領したのは四百万円で、副長官就任祝いの政治献金だった」などと容疑を全面否定していた。


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