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6月19日(水)

衆院、全会一致で許諾決議

鈴木議員、午後に逮捕

東京地検
あっせん収賄容疑

 衆院は十九日午後一時から本会議を開き、内閣から請求があった鈴木宗男衆院議員(自民党離党)に対するあっせん収賄容疑での逮捕許諾を全会一致で議決した。綿貫民輔議長は議決後、直ちに内閣を通じ東京地裁に許諾を通知。同地裁が逮捕状を出すのを受け、東京地検特捜部は同日中に鈴木議員を逮捕する。(29面の関連記事)

鈴木議員本紙と会見
後援会の皆様に申し訳ない
収賄否定「400万円は政治献金」

 【東京】あっせん収賄の疑いで国会に逮捕許諾請求が出されている鈴木宗男衆院議員は18日、衆院議運委での弁明の後、十勝毎日新聞との会見に応じた。鈴木氏は、検察側がわいろの疑いを持っている帯広市の林業会社「やまりん」からの献金について「(官房副長官就任の)お祝いとして400万円の政治献金を受けた」と強調、収賄容疑を否定した。また、逮捕という事態に至ったことについては、「北海道の皆様、わけても後援会の皆様に申し訳ない」と涙を見せた。一方、鈴木氏は身の潔白を明かすため検察側に対しても自らの主張を貫く考えを示した。

 やまりんの山田勇雄会長、山田哲社長らが1998年8月4日、当時官房副長官だった鈴木氏を訪ね、渡した金額は500万円とみられている。鈴木氏はこれを否定。山田社長の陳述書や、やまりんと関連会社の献金額の表などをもとに「400万円だった」と述べた。また、「献金は議員会館で秘書が受け取り、政治献金として適正に処理し、領収書も発行している」と説明。この400万円はやまりんによる国有林盗伐事件の発覚後、全額が返却された。

 また、やまりん側が国有林の入札で有利な取り計らいを依頼したとされることについては、「訪問はあいさつ程度のごく短時間だった」と主張。「官房副長官室のドアは常に開いており、こみいった話を受けるような状況ではなかった」と述べた。さらに林野庁に働き掛けをしたとされることについても同庁幹部に「山田会長がおわびのあいさつに行くと伝えただけ」と、働き掛けを否定した。

 鈴木氏は「あっせん収賄(の容疑をかけられる)とは考えもしなかった。検察は『鈴木を捕まえる』がまず、あったのでは」と捜査の手法に対して疑問を口にした。

 最後に鈴木氏は「(逮捕されることについて)私の不徳の致すところだが、あっせん収賄にあたるような不正はしていない」と容疑を否定。鈴木氏を支えてきた後援会関係者に対し「おわびしようもない」と涙をぬぐった。


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