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広がる川の仲間たち(1) 自然喪失への危機感が出発点 |
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団体の垣根越え講演会開催
「十勝の川から河畔林が減り野鳥などのすみかがなくなることへの危機感が出発点だった。とにかく川のことをよく知ろうと講演会を開いたのだが、何せボランティアの寄せ集め。あれだけの市民が集まったので驚いた」
活動は年3、4四回のペースで開く講演会が中心で、帯広市の支援を受け無料とし、だれでも気軽に参加できるようにした。講師の顔ぶれも多彩だ。カヌーエッセイストの野田知佑さんを招いた97年9月は、実に320人の聴衆が集まり、同種の講演会としては異例の反響を呼んだ。ある時は開発官庁の担当者を呼び、河川改修の在り方を論じたこともある。 発足当初から代表を務める安藤御史さん(57)=上士幌町で医院経営=は語る。「この種の講演会が4年間も続き、毎回200人前後の市民を集めているのは確かに珍しいかもしれない。メンバーのボランティアによる地道な活動もあるが、市民一人一人の意識が高まった証拠。“きれいだ”とされる十勝の川でさえ確実に環境は悪くなっているのだから」 講演会は15回を数えた。1冊千円の講演集も第二集まで発行、運営の貴重な財源になっている。
実行委では今、次なるステップを模索している。講演会主体の4年間は、川と森に対する大勢の市民の関心の深さを確認するのに、十分な期間だった。
私たちの暮らしに身近な存在である川。従来の河川愛護から一歩踏み込んだ新しい形の市民運動が、十勝で、北海道で、そして全国で広がりを見せている。本社年間キャンペーン「水と緑の小宇宙」の第一部は、管内外の川にまつわる活動を紹介する。(00.1.3)
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