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9月30日(土)

操業再開の動き本格化

大阪府警の検証終了

雪印大樹工場
処分解除最短で来月10日前後

 【社会部】雪印乳業の集団食中毒事件で、大阪府警は二十九日、同社大樹工場で八日から続けていた現場検証と捜索を終えた。これにより、同工場生産ラインの現場保存が解除され、帯広保健所の立ち入り検査や試験操業など、工場再開に向けた動きは最終段階に入った。同保健所は全生産ラインと製品の安全性が確認でき次第、営業禁止処分を解除する方針。すべての検査、試験が順調に進むと、最短で来月十日前後までに試験操業が終わる可能性もある。




生産者に頭を下げ、謝罪する雪印乳業の幹部ら

 同工場の操業再開は、各生産ラインなどの洗浄-保健所の衛生検査-テスト生産-テスト製品の安全検査-といった一連の安全検査を経て初めて実現する。

 同工場では、チーズの生産ラインなどについて、府警の検証が終わったところから順次、洗浄を行ってきており、既に同保健所が安全性を確認した工程もある。

 毒素発生の“現場”とみられる粉乳製造工程が最後に残っていたが、同社は今回の府警の検証終了を受け、既に同工程の洗浄も開始。すべての工程が、営業禁止解除に向け本格的に動き出した。同工程については洗浄が終わり次第、週明けにも、同保健所が立ち入り検査を行う見通し。

 同保健所は二十九、三十の両日も、七種のチーズラインでふき取り検査を行っている。二十九日には四十二カ所からふき取りのサンプルを持ち帰った。

 同保健所は、チーズラインの試験操業を早期に実施するため、チーズ製造工程のほか、メーンの生乳分離器(二十二トン)の検査も急ぐ方針。順調にいけば、十月二日午後にもチーズラインの衛生状況が確認され、試験操業など今後のスケジュールにある程度のめどが立ちそうだ。

 一方、府警都島捜査本部は同工場での捜査の間、停電状態で脱脂粉乳を作る模擬実験で、黄色ブドウ球菌の毒素が発生する可能性が高いことを確認した。同本部は今後、捜索で押収した資料を分析するほか、同工場幹部の本格的な事情聴取を開始することにしており、年内にも業務上過失傷害容疑などでの立件を目指す。


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