十勝毎日新聞社 代表取締役社長 林 浩史
ごあいさつ 「メディア」と「観光」を基軸に地域貢献

 デフレ経済の進行やグローバル化の進展により、日本社会の将来は一段と不確実性を増しています。とりわけ、地方都市においては、少子高齢化を伴う人口減少に歯止めが掛からず、活力を失いつつあります。日本の食料基地・十勝においては、基幹産業である農業の自由化の大波も直面する課題です。一方で、肥沃(ひよく)な大地から生み出される農畜産物に裏打ちされた「食の十勝ブランド」は健在です。とかち帯広空港の東京線でダブルトラッキングが実現、道東自動車道は道都・札幌と直結するなど、国内外のアクセス向上による交流人口の増大が期待されています。
 地域社会は、それぞれが特色ある持続可能なまちづくりを進めるために、明確な成長戦略を早急に構築する必要があります。こうした中、私たち地方新聞は地域に立脚した企業として、時代の変化や地域社会のニーズに的確に対応し、地域振興の役割を果たしていきます。
 十勝毎日新聞社は、創刊以来一貫して「地域の発展とともに」「読者本位制」を社是とし、新聞事業を進めてきました。「文字の大型化」や「原則署名化」など先駆的な取り組みで業界をけん引。業界トップレベルの印刷体制を整えて高品質の新聞作りを目指し、地域に役立つ生活情報を提供しています。全国屈指の評価を頂いている花火大会や各種のスポーツ大会・文化事業など多くの主催事業も展開しています。
 また、多メディア時代の到来を先読みして設立したケーブルテレビ局・帯広シティーケーブル(OCTV)、コミュニケーションFM局・エフエムおびひろ(FM-JAGA)と共にメディアグループを形成。情報誌や各種のウェブ、携帯サイト、本紙電子版などを含めたクロスメディアを推進し、多角的な情報発信に努めています。今後は報道だけでなく、事業や販売、広告などの分野でもクロスメディアを深化させていきます。
 さらに、地域振興に重要な役割を果たす観光事業にも積極的に参入。「北海道ホテル」や「十勝川温泉第一ホテル」「三余庵」など和洋異なるタイプのホテル・旅館、地ビールレストラン「十勝ビール」、十勝の食のアンテナショップ・レストラン「十勝屋」(東京・銀座)、十勝のナチュラルチーズを使ったスイーツ専門店「十勝トテッポ工房」などを経営。北海道型ガーデンを提案する環境リゾート「十勝千年の森」では2012年6~10月に「北海道ガーデンショー」が開かれ、北海道・十勝の魅力を世界に発信します。
 十勝毎日新聞社グループはこれからも、「メディアと観光による地域振興」を経営の基軸に据え、地域社会の発展に貢献するべく、総力を挙げて行動していきます。

十勝毎日新聞社 代表取締役社長 林浩史