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【若林聖子の遊楽ナビ】ライフ編:清水出身のデザイナー田中さん(1)

  • 2017年9月22日 12時55分

看板制作 武四郎の功績伝えたい
 来年は「北海道」と命名されてから150年目。その名付け親とされているのが、幕末の探検家松浦武四郎(1818~88年)。その功績を広めるための看板を手掛けたのは、清水町出身・札幌在住で「@163工房」のデザイナー田中宏美さんです。田中さんは、デザインの仕事だけではなく、ハンドメードの作品も多く手掛けており、かわいいと話題になっています。そんな田中さんのお話を2週にわたってお伝えします

「デザインの仕事を通して、武四郎や地元について詳しく知れて光栄」と話す田中さん

 -十勝出身なんですね。 
 そうです。清水熊牛小(当時)、清水中、清水高校卒業で、札幌大谷短期大学デザイン科進学のため札幌に来ました。

 思い出深いのは熊牛小時代。今はなくなってしまいましたが、同級生が9人、全校生徒も50人ほどで、とても小さな学校でした。

 -看板の作成も手掛けたんですね。 
 稚内方面へ行く国道40号沿いに「北海道命名之地」の入り口看板があります。さらに林道を通り天塩川の川辺に出ると、碑と説明看板も。その入り口と説明の看板をデザインしました。

田中さんがデザインした「北海道命名之地」の案内看板(左)など(上川管内音威子府村)

三重の博物館へ
 -作成する上で大変だったことは。

 まずは武四郎について知ることでした。三重県の「松浦武四郎記念館」の当時館長だった高瀬英雄さんが書かれているブログを見て連絡を取り、博物館まで足を運びました。

 看板は宿営地に近い場所へ行って撮影しました。背景にその写真を使ってデザインし、エピソードに近い武四郎さんのイラストや、出てきたアイヌ語の説明なども載せました。

 -松浦武四郎についての感想は。
 最初は真面目すぎるのでは?と思うほど気難しい人なのかなと思っていました。でも調べるうち、おちゃめな面も見えてきて、魅力的な人物。なにより、その行動力と絵で物事を伝えていたことなど、すごいなあと思うことばかりです。

とかち帯広空港の増築工事フェンス。「十勝それぞれの魅力を盛り込んだ」と田中さん

十勝の魅力発信
 -地元十勝の仕事も請け負うことも増えたとか。

 昨年、とかち帯広空港の増築工事現場フェンスのデザインをしました。地元の仕事を受けることができるなんて本当にうれしかったです。とても広い十勝ですが、19市町村すべてに魅力が詰まっているところなどを心掛けました。

 「TOKACHI OBIHIRO」の文字に合わせて観光スポットなどの写真を使い、それぞれの地域の魅力を発信しています。デザインをしながら改めて、地元なのに知らないことを知るきっかけになりました。近年は、地元の十勝清水商工会や、新得地域密着型介護老人ホームの創立などのデザインも行っています。(次週につづく)

<わかばやし・せいこ>
 札幌を中心にフリーでキャスター、ライターなど幅広く活躍。札幌シティガイド、北海道フードマイスター、ジュニア野菜ソムリエの資格も有し、札幌の観光やグルメ事情に詳しい。

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