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【若林聖子の遊楽ナビ】ライフ編:蓄音機で楽しむイベント主催の虻川さん

  • 2017年9月15日 12時49分

銭湯で親しむ昭和歌謡
 18日は敬老の日。今回の遊楽ナビは、蓄音機やレコード収集の趣味を生かして蓄音機で昭和歌謡を楽しむイベントを札幌市内の銭湯や老人ホームなどで開催している虻川直大さん(38)にお話を伺いました。お年寄りはもちろんのこと、蓄音機になじみの薄い若い世代にも注目されそうなイベントです。

「蓄音機はコレクターやインターネットオークションで入手する」という虻川さん

 -30代の若さで昭和歌謡が大好きというのも珍しいですよね。 
 両親が市内で美容室を営んでいたので、子どもの頃からラジオで流れる昭和歌謡がBGMでした。その後、ラジオ関係の仕事をしていたこともきっかけです。

 小学校の時はすでにCDが主流でしたが、お小遣いを握りしめて中古レコード店に足を運ぶ少年でした。当時はキャンディーズやピンクレディー、寺尾聰などを聞いていましたね。

 -虻川さんが蓄音機コンサートを始めたきっかけを教えてください。
 経営するトリミングサロンのそばに介護施設があって、お客さんとしていらっしゃっていた方が蓄音機を持っていることを知り、「ぜひうちの施設の利用者にも、それを使ってレコードを聴かせてほしい」と言われたのが始まりです。

 一昨年に始めて以来、さまざまなところから毎月オファーをいただいているのですが、蓄音機で昭和歌謡を聞くのはあくまで自分の趣味でしたから、反響があって驚いています。

 -コンサートはどんな感じで行うのですか。
 3台の蓄音機を持って行きます。明治の終わり頃に作られたラッパ型蓄音機、大正時代に作られたぜんまいでターンテーブルを回す卓上型蓄音機、そして昭和初期に作られたポータブル式蓄音機。明治、大正、昭和に生まれた3台をそろえることで蓄音機の進化も分かります。1時間ほどで10曲程度を選曲して掛けながら、時代の背景をスライドなどを使って流します。

 蓄音機の魅力は、とても音に柔らかさがあること。決してクリアではないですが、すぐそばで歌っていてくれているかのような感じは、電気も電池も使わない蓄音機ならではです。

札幌市内の銭湯「福の湯」での蓄音機コンサートの様子。近隣の30人以上が集まった

 -コンサートを開催していてうれしかったことは。
 ある日コンサートに伺った会場で「憧れのハワイ航路」(1948年)を掛けたら、会場の皆さんが大合唱してくれました。

 歌詞カードも何もないのに、皆さん1番から3番まで歌えることに驚きましたし、涙を流す方もいて、こちらも感動しました。元気のなかったおじいちゃんやおばあちゃんが、帰る頃には笑顔になってくれて「また来てね!」「今度はいつ来るの?」などと言われるのがとてもうれしいです。

 -敬老の日にコンサートがあるとか。
 市内の銭湯で蓄音機コンサートを行います。敬老の日なので「蓄音機で聞く懐かしの昭和歌謡コンサート」と題して送ります。ぜひ足をお運びください。

 日時などは、18日午後0時45分~午後2時。錦湯Pia(ピア)フロント前ロビー(北区北21西4ノ2)(電話)011・726・7909。

 コンサート終了後の午後2時からは銭湯としての通常営業となるため、ぜひお風呂道具を持参してご参加ください(蓄音機コンサートは無料だが、入浴には料金が必要)。

 -最後に一言。
 学生時代に北見で過ごしたこともあり、十勝にはよく遊びに行きましたし、大好きな場所です。今後、十勝でもコンサートを行えたらと思うので、ぜひとも気軽にお声掛けください。問い合わせは虻川さんがオーナーを務める「トリミングサロン りんご」011・788・6535へ。

<わかばやし・せいこ>
 札幌を中心にフリーでキャスター、ライターなど幅広く活躍。札幌シティガイド、北海道フードマイスター、ジュニア野菜ソムリエの資格も有し、札幌の観光やグルメ事情に詳しい。

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18日の十勝の天気
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