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【十勝へのメッセージ-企業トップに聞く-】花王グループ カスタマーマーケティング 上田茂実道支社長

  • 2017年7月28日 13時05分



信頼守る5原則 美と介護に注力
高齢社会のビジネスモデルを

 日用品メーカー大手の「花王」(本社東京)は今年6月で創業130年を迎えた。グループ製品の国内出荷個数は約20億個、1世帯当たりの製品数は約40個弱と、暮らし全般にわたって密接に関わっている。「よきモノづくり」をモットーに、道内においてもさまざまな商品戦略が展開されている。上田茂実道支社長(51)に道内展開と十勝での事業戦略を聞いた。(聞き手・札幌支社長 河尻有功)

<うえだ・しげみ>
 奈良県出身。慶応大卒。1990年に花王に入社。直近では北日本支社や中部支社でのマーケティング部部長を歴任し、2016年から北海道支社長。

「社会への貢献」
 -目指す企業理念とリーディングカンパニーとしての使命感は。
 弊社の商品開発には原則がある。その商品は社会に貢献する商品なのか、ほかとの差別性があるのか、調査基準をクリアしているか、流通最良性があるか-といった5原則だ。それをクリアした上で商品を作っている。

 消費者の信頼があって花王の商品がブランドになっている。だから使っていただいている商品一つ一つで消費者を裏切ることができない。ものづくりは私どもの生命線であり、そこが使命だと思っている。

 特に年配者の信頼度は高いので、それを裏切ることのないよう消費者の意見を聞きながら、これからもものづくりに反映していきたい。

 -今後注力していく事業は。
 一つには化粧品。花王ブランドのソフィーナやカネボウの相互効果をいかに引き出し、2つのブランドを通してどういう「美の総合提案」ができるかを求めていきたい。

 超高齢化社会になり、介護商品をいかに提案していくかも重要だ。

 高齢者が尿漏れの心配なく外出したり、元気よく働くことを応援する下着のような紙パンツを発売している。働くと元気になる。紙おむつや臭いが気にならない消臭剤などさまざまな商品を提案し、北海道全体が活性化するよう、生活企業として高齢者を応援していきたい。

 高齢者へのアプローチは世界的に例がないことから、ビジネスモデルをつくって貢献していきたい。

農業分野でファンを
 -十勝の印象は。
 十勝は食。肉、スイーツがおいしい。そして広い。「日本の農業ここにあり」という印象だ。土から発生したおいしいものがある、北海道を代表する地域。個人的感覚で言うと、経済的にも元気な地域だと思っている。農業基盤がしっかりしているからだろう。

 さらに底堅いイメージもある。他地域に比べても農業の規模が違うので、(これから期待される)未来観みたいなものも感じ取れる。

 -今後の十勝での事業展開は。
 十勝では、花王商品の価値の伝え方を確立していきたい。十勝は農業など1次産業、観光に携わる人が多いと思っている。日々の仕事で「汚れ」にこだわっている人も多いだろう。そうした人たちにしっかり汚れを落とす洗剤や消臭剤の価値を伝えていきたい。

 -十勝へのメッセージを。
 私どもはものづくりに自信を持っている。十勝の多くの皆さんに花王の商品を使っていただき、ご意見をいただいて快適で豊かな生活に貢献していきたいと思っている。農業分野での「花王ファン」をもっと広げていきたい。

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