HOME 特集 【十勝へのメッセージ-企業トップに聞く-】サツドラ 富山浩樹社長
   | メール配信登録  twitter facebook |

特集

【十勝へのメッセージ-企業トップに聞く-】サツドラ 富山浩樹社長

  • 2017年6月2日 13時01分



十勝の生活密着新タイプ店舗も
専門店でインバウンドに対応

 サツドラホールディングスの前身である「サッポロドラッグストアー」は1972年に創業(現在の店舗名は「サツドラ」)し、現在は道内を中心に、道外・海外にドラッグストア、調剤薬局を展開している。グループ会社が、地域共通ポイントカード「EZOCA」をはじめとするマーケティング事業や電力販売事業にも参入し、生活インフラ企業として急成長している。中長期戦略では、道内約180店の地域店舗を基盤に「北海道の深掘りと次の成長への基盤づくり」を掲げた。2代目の富山浩樹社長(40)に十勝エリアへの展開を含めた今後の事業計画を聞いた。
(聞き手・札幌支社長 河尻有功)

<とみやま・ひろき>
 1976年札幌市生まれ。札幌大卒業後、日用品卸商社を経て2007年サッポロドラッグストアーに入社。15年に社長就任。16年にはサツドラホールディングスを設立し現職。地域共通ポイントカード「EZOCA」の運営や、新電力会社「エゾデン」の立ち上げなど、地域の新たなマーケティングプラットフォームの構築に取り組む。

 -インバウンド(訪日外国人旅行者)の状況をどのようにみているか。
 一時期は爆買いがあったが、1人当たりの買い上げ金額は減っている。しかし、商品の購買範囲が多岐にわたり、客数は増えており、アジアの消費力が今後も上がってくるのは間違いない。

 中長期的な「アジアン・グローバルへの発信」を戦略に掲げ、インバウンドを主なターゲットとした店舗を展開し、趣向に合わせて品ぞろえを変えている。台湾や中国からの来道客が多く、特に台湾の方々は道民以上に日本で何がはやっているのかということに敏感だ。

北海道を深掘り 成長への基盤に
 -今後の事業展開は。
 成長戦略を3つ掲げている。一つには強固なリージョナル(地域)・チェーンストアづくり。単なるドラッグストアというより「生活便利店」を目指し、生活全般に密着した店をつくっていく。またローカルでもナショナルでもない、「リージョナル(地域)・プラットフォームづくり」も目指していく。民間のわれわれが生活者中心のサービスを生み出す-というのが2つ目の戦略だ。

 3つ目は「アジアン・グローバルへの発信」としての先のグローバル戦略。これら3つを合わせて北海道の深掘りと次の成長への基盤づくりを中長期計画に掲げた。

 -道内限定の地域共通ポイントカード「EZOCA」の加入が好調と聞く。
 会員数は140万人。このうち女性比率は70%超、世帯カバー率では推定で約25%になる。EZOCAはショッピング、グルメ、美容・健康、アミューズメントなどでためたポイントを使うことができる。地域のカードとして定着させていきたい。特に子育て支援に注力していることから、これからも子育てママを応援したい。

くらし百貨店で 素材の良さ発信
 -新たな事業を始めるようだが。
 北海道の良品を取りそろえた「北海道くらし百貨店」事業を今月下旬にスタートする。北海道、十勝には特にいい素材がある。

 道内には、素材はいいがマーケティング力や販路が足りないという地域もあるだろう。北海道の素材を海外や道外にアピールして稼ぐプラットフォーム事業を展開したい。

 1号店は札幌に出店し、2号店以降は道外の主要都市、海外へ進出していく計画だ。取り扱いは食品、加工品にとどまらず、生活雑貨、工芸品などライフスタイルに合わせた品ぞろえを考えている。こうした良品を店舗と通信で販売し、スタート時は1000~1500品目を展開したい。

 -十勝エリアの展開は。
 現在の十勝エリアには13店を展開しているが、すごく成績のよいエリアになっている。生活密着で役立つ新しいタイプの店舗もつくっていきたいし、既存店のブラッシュアップ(磨き上げ)を進める。

 -十勝へのメッセージを。
 十勝は地元愛が強く、外に伝えるモチベーションも強い。強いコミュニティーも持っていると感じている。他地域の方々とも接点を持ち、われわれも一緒に仕事ができればと思う。

観光特集(勝毎電子版)
十勝川白鳥大橋ライブカメラ
6~12時 12~18時
21日の十勝の天気
最高気温
10℃
最低気温
6℃
朝日デジタル

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み