HOME 特集 【若林聖子の遊楽ナビ】ライフ編:「相続講座」開講 帯広出身の加藤さん
   | メール配信登録  twitter facebook |

特集

【若林聖子の遊楽ナビ】ライフ編:「相続講座」開講 帯広出身の加藤さん

  • 2017年1月20日 14時32分

「争族」にしない準備を
 「相続」「遺言」「後見」などという言葉を聞くと、何か難しさを感じる方も多いのでは? 今回は、帯広出身で「専門用語を使わない相続講座」を開く、行政書士の加藤るり子さんにお話を伺いました。加藤さんは現在、一般社団法人日本相続知財センター札幌の主任相談員として、相続手続きや生前対策を担当しています。

「イメージで敬遠せず、まずは知ることを大切にしてほしい」と力説する加藤さん

 -今のお仕事のきっかけを教えてください。
 稲田小、南町中、帯広緑陽高を卒業して、札幌の大学に通いました。就職で帯広に戻り、信用金庫やクレジットカード会社で働いていたのですが、その後、父が認知症に。10年近く介護をする中で相続や遺言、成年後見制度について深く考えるようになり、行政書士を目指しました。

 といっても、当時の私は4歳の子を持つシングルマザー。朝3時に起きて、家事と育児、母の介護をしながら資格を取るために専門学校へ通う生活。本当に大変でした。

 -同じママとして本当に尊敬します。
 いえ、勉強ばかりで子どもの相手ができず、申し訳なかったと思っています。試験に合格したとき、娘がくれた折り紙の金メダルは今でも大切な宝物です。大変だった時期は、すべて今の仕事に役立っているのかなぁと思っています。

手遅れになる前に
 -セミナーでいつも伝えていることは。
 手遅れになる前に相談してください!ということです。「遺産」「相続」について考えることは、死への準備イコール「死」に結びつくとちゅうちょされる方もいると思いますが、それらの対策は認知症になってからや亡くなってからではできないのです。

 大切な家族を守るため、“相続”を“争族”にしないためにも、まずは「知ること」から始めていただきたい。

最近よく知られるようになった「エンディング・ノート」。備えとして欠かせないもの

 -実際に争いごとになるケースも少なくないのでしょうか?
 そうですね。チェックリスト=別表参照=に1つでも当てはまる方は“争族の種”が潜んでいるかもしれません。

 たくさんの相談を受けて感じることは、単にお金が欲しいというより、感情のもつれでトラブルになるケースが多いように思います。一番大切なのは“気持ち”。さまざまな立場に寄り添い配慮することで“争族”は避けられるのではないでしょうか。

十勝でセミナーを
 -今後の目標を。
 私の基礎をつくってくれた故郷十勝の人たちに向けて相続セミナーを開催することです。「知っている」と「知らない」では大きく違います。元気なうちにできる相続対策、生前対策のお話しを皆さんに聞いていただきたい。あと、小学校5年生になった娘との時間も大切にしたいですね。

【生前対策チェックリスト】
・子どものいない夫婦
・前妻(夫)との間に子どもがいる
・財産を残したい子どもがいる
・ずっと独身
・不動産とお金のバランスが悪い
・実家の行く末(空き家)が心配
・親(自分)の物忘れが気になってきた

<日本相続知財センター札幌>
 中央区北3西2ノ2・日通札幌ビル8階。(電話)0120・750・279(平日午前9時半~午後5時半、土・日曜、祝日休み)

<わかばやし・せいこ>
 札幌を中心にフリーでキャスター、ライターなど幅広く活躍。札幌シティガイド、北海道フードマイスター、ジュニア野菜ソムリエの資格も有し、札幌の観光やグルメ事情に詳しい。

観光特集(勝毎電子版)
十勝川白鳥大橋ライブカメラ
6~12時 12~18時
24日の十勝の天気
最高気温
5℃
最低気温
-3℃
朝日デジタル

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み