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【十勝へのメッセージ-企業トップに聞く-】ダスキン 山村輝治社長

  • 2017年1月1日 9時00分



顧客との信頼関係深く
 十勝でもおなじみの企業であるダスキン(本社大阪府吹田市)。掃除・衛生用品のレンタルや家事・掃除代行、ミスタードーナツなどの外食部門と、食と住の分野で、地域に身近で多彩な事業を展開している。急速な少子高齢化や人口減少社会を迎える中、山村輝治社長(59)に、同社の強みや、これからの地方ビジネスの可能性などを聞いた。

<やまむら・てるじ>
 1957年大阪府生まれ。大阪体育大学卒。中学から大学時代まで卓球選手で、90年、同社の実業団チーム結成を機に入社。リフレッシュはジョギングで、2014年の大阪マラソンではフルマラソンを完走した。座右の銘は「常に志を高く」。

640万軒カバー
 -創業54年目を迎えた。
 掃除道具が、ほうきとちりとり、はたきの時代に、事業所・家庭向けに化学雑巾やマットのレンタルサービスを始めた。定期交換・洗浄のサイクルが定着し、事業所向け、家庭向けで合わせて約640万軒をカバーしている。掃除業、介護用品やイベント用品のレンタル事業もしている。

 清掃・衛生用品のレンタルを担当するお客さま係は、全国2000拠点に計約6万8000人おり、各事業所・世帯ごとの対応で信頼を得ている。定期交換で得た顧客との強い結び付きも生かした「御用聞き」の体制が持ち味。明朗料金で依頼しやすいこともあり、核家族化や高齢化に伴い、庭木の剪定(せんてい)や片付けなどの各種代行サービス部門も好調だ。

事業の大半FCで
 -他社にはない強みは。
 まず、大半の事業をフランチャイズ(FC)で展開していること。本部と加盟店は上下ではなく運命共同体であり、本部と加盟店会で協議し、事業展開している。FCの多くは地域で生まれ育った人材が活動し、税収はその地域に入る。全国的な人事異動がないので、顧客との接点が継続し、信頼関係も深まっている。

 海外にも積極的に展開している。清掃用具のレンタル事業では、台湾、中国・上海、韓国に合弁会社を設立するなど、昨年3月末現在で24拠点。ミスタードーナツもアジア各国に出店し、その土地に合ったオリジナル商品を提供するなど人気を集めている。

 -北海道・十勝の印象を。また、これからの地方向け戦略は。
 十勝では創業から5年後にダスキンの加盟店が誕生、78年にはミスタードーナツの出店などの事業を展開してきた。日本各地で年間300ほどの加盟店を個別訪問し、道東も年に1度は足を運ぶので、帯広名物の豚丼、お菓子に加えて、インデアンのカレーも知っている。出張先ではジョギングを楽しむが、十勝川の河川敷は気持ちが良い。

 対地方向け戦略だが、画一的では限界がある。新たな顧客接点の開拓も重要だが、困りごとの代行業など、顧客との関係をより深いものへとシフトしたい。行政と連携した介護予防事業や、見守りサービスなど、今あるダスキンのネットワークを生かしたサービスも全国に広げていきたい。

<ダスキン>
 1963年創業。清掃・衛生用品のレンタルや清掃・家事代行などの事業を行うクリーン・ケアグループとミスタードーナツをはじめとする飲食部門のフードグループを柱に事業を展開する。資本金113億円、国内外の直営店・子会社売上高、加盟店推定売上高合計は3948億円(ともに16年3月期)。

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