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【若林聖子の遊楽ナビ】ライフ編:福祉をもっとかわいく 帯広出身・大海さん

  • 2016年5月27日 13時22分

関連用品販売サイト「デコ杖・コム」開設
 最近、子どもを連れて優先席に座ると、つえや車椅子を使っている人の多さに気付きます。そして、皆さんの使う福祉用具のおしゃれさにもびっくり。「ニッポンの福祉を、もっとかわいく」を合言葉に、福祉関連のアクセサリー販売サイト「デコ杖(つえ)・コム」を開設する、大海恵聖さん(帯広出身、札幌在住)の活動が注目されています。大海さんにお話を伺いました。

出歩くのが楽しくなりそうな「デコ杖」。「持つことは病気などに向き合うことでもある」と大海さん(左)

 -この活動を始めたきっかけは。
 3人の子どもを育てながら銀行員の仕事をしていたとき、突然関節リウマチを発症しました。本当に痛いし、辛い日々でした。そんなとき、銀行の窓口にビーズやラインストーンがついたつえを使っている方がやって来たんです。「これだ!」と思いました。かわいくて、おしゃれなつえを販売しようと思い立ったんですね。

 -活動を始めて苦労したことは。
 私はリウマチなので細かい作業はかなり大変です。それでもビーズシールや、つえ専用の装飾レースを作るのは、病気に勝てるような気がするからです。病気にならなければこの活動自体を始めていませんでしたから、今は病気に感謝かも。

つえホルダー付きストラップやシール、車椅子ピアスなど多彩な商品を販売

 -「デコ杖・コム」では、実際に何点(種類)くらい販売していますか。
 ネットショップでは20アイテム約170点、イベントなどではネットショップに掲載されていないものを数多く販売しているので、30アイテム220点くらいになります。

 -「デコ杖」は、どんな方が愛用していますか。
 ビーズやラインストーンで飾り付けたキラキラの杖を、下は小学校4年から、上は92歳の方にまで愛用していただいています。リウマチや股関節の手術をしてる方などさまざまですね。

 このつえを使って外に出ようとすることはすごく勇気がいることですが、同時に自分の病気と向き合おうとすることでもあります。そんな愛用者の皆さんを見ていると、「やっていて良かったなぁ」と心底思いますね。

 -百貨店やイベントへの出展や車椅子型ピアスの開発、さっぽろ雪まつりでの雪道用デコ杖レンタルなど活動は多岐にわたります。今後望むことは。
 私の提供する福祉用具を見た方から、「かわいい」「素敵」という声を聞いたときや笑顔を見たときは本当にうれしい。だからこそ、もっともっとこんな商品、こんな取り組みがあるということを皆さんに知ってもらいたいと心から思います。

 「にっぽんの福祉をかわいくしたい」といっても、一人では限界がありますが、「かわいい福祉用具・医療用品」「かわいいユニバーサルキャラクター商品」などのイベント開催などを仕掛けて、日本中にムーブメントを起こしていきたいですね。

<販売・問い合わせ>
 デコ杖.コム(dekotsue.com)。電話090・6445・2589(午前9時~午後6時、日曜、祝日休み)


<おおうみ・えみ>
 エムブイピークリエイティブジャパン代表。1967年帯広市生まれ。2010年10月関節リウマチの発症を機に「デコ杖」を考案(商標登録済)。世界初の3Dプリントによる福祉用具デフォルメアクセサリー「車いすピアス」や、車椅子に乗る女の子のキャラクター商品「私の目線 my view point」を販売(商標登録済)。絵本「ウォーリーをさがせ」のキャラクターに扮するチャリティーイベント「ウォーリーウォーク」実行委員。

<わかばやし・せいこ>
 札幌を中心にフリーでキャスター、ライターなど幅広く活躍。札幌シティガイド、北海道フードマイスター、ジュニア野菜ソムリエの資格も有し、札幌の観光やグルメ事情に詳しい。

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