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【若林聖子の遊楽ナビ】スポーツ編:サッカー元日本代表・細貝萌選手インタビュー

  • 2015年1月23日 13時28分

プレー通じて難病支援
 サッカー元日本代表で、世界トップリーグの一つ・ドイツブンデスリーガで活躍する細貝萌(はじめ)選手(ヘルタ・ベルリン)。彼が難病「CTEPH(シーテフ)」の啓発大使を務め、支援イベント「6Minutes Run for CTEPH」事業に参画しているのをご存知ですか。昨年末、札幌で行われたイベントに合わせ、ドイツからつかの間帰国した細貝選手に、プロジェクトやサッカーに懸ける熱い思いを聞きました。

イベントで札幌訪問 病気知ってもらいたい
 -北海道にようこそ。
 ベルリンは札幌より緯度が高く、寒いんですよ。来道は今回で4回目。毎回ゆっくりする時間がないのですが、今回は札幌でおいしいおすしを食べました。ドイツにも日本食レストランがありますが、日本・北海道のおすしは一番おいしいですね。

病気の兄も契機
 -今回の取り組みに参加したきっかけは。
 プロジェクトは、難病の「CTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)」患者への支援活動です。診断項目の「6分間歩行」にちなみ、イベント参加者が6分間に走った距離と、自分の公式戦でのプレー走行距離の合計を1キロ1000円で換算し、患者の生活向上に向けた活動支援に充てるという事業です。2013~14、14~15シーズンの試合での走行距離517キロに、13年の東京、福岡と、今回の札幌でのイベント参加者126人分の走行距離を加えると、1309キロとなり、130万9000円の助成金が集まりました。

 前に所属していたブンデスリーガのレバークーゼンというチームのスポンサーが、医療関係企業だったのが直接のきっかけです。実は自分の兄が臓器移植を必要とする病気で、サッカーを断念しなければならない出来事があり、病気の人たちのために何かできればと思いました。診断自体も難しいという難病について、活動を通じて多くの人に知ってほしい。

コンサ、J1に
 -イベントで、北海道の子供たちと触れ合っていかがでしたか。
 寒い降雪地で生活しているので、元気あるかな?と少し不安でしたが、みんな本当に生き生きしていると感じました。必死で走る子供の姿に将来性を感じましたし、僕自身もパワーをもらいました。北海道のサッカーレベルも少しずつ上がっていると思いました。

 日本にいないので、随時Jリーグの情報をチェックはできていないのですが、伸二さん(小野伸二選手)、稲さん(稲本潤一選手)のコンサドーレ札幌への加入の情報は聞いています。2人とは電話で連絡を取ったりもしました。2人がいるなら、J2にいるチームではないと思う。J1での活躍に期待したいですね。

 -最後に、細貝さん自身の2015年の目標を。
 昨年は正直、満足のいくサッカーができなかったので残念。オーストラリアで開催中のアジアカップのメンバーからも外れて、正直悔しい思いをしました。短い期間でしたが日本に帰国し、うまく気持ちの切り替えができました。サッカーを通じ、北海道の皆さんにもドイツからもっといいニュースを届けたいです。

<肺に血栓…CTEPH>
 肺の血管の内側に血栓が生じ、肺動脈へ掛かる圧が上昇する「肺高血圧症」と呼ばれる状態が続く。息苦しさや体のだるさ、胸の痛みなどさまざまな症状が現れる。日本でも難病指定され、2013年の患者数(特定疾患医療受給者証交付件数)は2140人・件。「6minutes-」は13年7月に東京で初めて開かれ、昨年は大阪、札幌で行われた。

ほそがい・はじめ
 1986年群馬県生まれ。U-15から各年代で日本代表としてプレーし、2005年にJリーグ1部浦和レッズでプロ選手としてのキャリアをスタート。08年にU-23日本代表として北京五輪に出場し、10年日本A代表に選出された。国際Aマッチ30試合出場、1得点(14年10月現在)。11年にドイツ・ブンデスリーガバイエル、04レバークーゼンに移籍。13年ヘルタ・ベルリンに移籍してプレーしている。

<わかばやし・せいこ>
 札幌を中心にフリーでキャスター、ライターなど幅広く活躍。札幌シティガイド、北海道フードマイスター、ジュニア野菜ソムリエの資格も有し、札幌の観光やグルメ事情に詳しい。

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