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【年間キャンペーン とかち 新・働く考】私からのメッセージ(4)学生たちへ

  • 2013年12月20日 14時14分

<略歴>
 1946年生まれ。旭川商業高卒。大丸藤井(札幌)で営業や人事を担当し、98年に柳月に入社。長年、新入社員採用に携わってきた経験から講演活動に励む。道産業教育審議会委員。

柳月人事相談役 深瀬光正さん(67)=帯広市
企業理念への共感が大切

 これから社会に出る学生の皆さんは「将来、どのような仕事をしたいか」という目標を持っているだろうか。そして、その仕事が「自分の適性に合った仕事なのか」「就職後の働く目的は何か」。その答えを見つけているだろうか。

 仕事には壁も多いが、やりたいことを仕事にできれば、好きな分だけ、壁を乗り越えるのは苦にならないはずだ。2社で採用を担当し、多くの新入社員たちを見てきたが、冒頭の3つの問いに本心で答えられる人は成長していく可能性が高く、企業に必要な存在だと感じている。

 その答えを見つけられずに就職活動に飛び込んでしまうのは不幸だ。やりたい仕事を見つけるために、なるべく早く答えを探し始めてほしい。それには学生たちの意識だけでなく、小・中学生のときから仕事について考え、体験できる教育の仕組みづくりが欠かせない。

 就職活動中の学生に「とりあえず受けてみる」という人は多いが、入社が決まっても早期離職につながるケースを見てきた。柳月では「何のために経営するのか」という経営理念を明確にし、社員が共有できるようにしてきた。自分のやりたい仕事があり、その理念を共感できる企業を見つけ出してほしい。(聞き手・深津慶太)



<略歴>
 1982年生まれ。帯広柏葉高、早大政経学部卒。2007年に日本アイ・ビー・エム(IBM)入社。現在はスマーター・シティ事業部に所属し、ITで都市機能を高度化する社会インフラ事業開発を担当している。都内在住。

日本IBM勤務 井村圭さん(31)=音更町出身
世界中に広がる活躍の場

 これからは海外の高校や大学への進学が増え、転職も当たり前になり、複数の国を渡り歩く人も出てくるだろう。老後は地元ではなく、住みやすい場所で過ごす。グローバル化で、国や地域をまたいで人生が形成されていく。

 私の同期入社で海外勤務の人は60%いて、女性の比率は4割。また、自分の専門性を活かして新たな職場や、海外・地方で起業を行う者も多い。今後は一つの会社で一生働き続けるのではなく、いくつかの会社に勤める働き方も増えていくと考える。個人としてキャリアを考え続けていく力が必要と感じる。

 自分が今の仕事に就くまでには紆余(うよ)曲折があった。高校時代は何か大きなことをしたいと、その後は広告やテレビで情報発信したいと思うようになった。政治家になり、社会の仕組みをつくることも考えた。最終的には、IT(情報技術)で都市を良くしたいと今の会社を選んだ。

 大事なのは、考えて、やってみること。駄目ならまた考えて、やる。悩み過ぎて動かないのは駄目で、動いても後で反省しなくては効果がない。仕事は人生の大部分を占める。楽しくすることを考えた方がいい。

 グローバル化は良い意味で語られず、個人が背負うリスクも高まる。ただ、活躍の場が世界中に広がる意味では良いこと。ポジティブに考えたい。
(聞き手・安田義教)



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