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【年間キャンペーン とかち 新・働く考】私からのメッセージ(1)若者たちへ

  • 2013年12月16日 14時45分

 現代日本が直面する重要なテーマ「働く」。十勝や全国の現状、課題を取り上げてきた年間キャンペーンの最終章として、それぞれの分野で活躍する十勝在住・出身者らに各世代へのメッセージを聞いた。


<略歴>
 1973年帯広市生まれ。帯広三条高、国際ビジネス専門学校卒。2002年、結婚を機に実家の農業を継ぎ、08年にK’S FARMを設立。35ヘクタールで畑作4品を中心に生産している。

K’S FARM代表 梶 宗徳さん(40)=帯広市
目標あるなら突き進んで

 20代の初めは自由でいたかったので、就職せずにアルバイトでお金を稼いでいた。20代半ばで帯広の家電販売店に勤め、世間知らずの自分に気付いた。異業種交流に参加したり、いろんな勉強をした。この店はお客との信頼関係が強く、大型電器店が近くに建っても逆に売り上げを伸ばしていた。信頼関係でつながることの大切さを知った。

 28歳で実家の農業を継いだ。農家をしている同級生も多く、10年遅れでプレッシャーを感じた。相当、真剣に頑張らないと追いつけないと思った。ただ、外で働いた経験があったので、農業を別の角度から見ることができた。

 十勝の農業は原料作物が中心なので、消費者との接点がない。信頼関係でつながる農業をしたいと思い、2009年に「十勝おやじの背中を超える会」を立ち上げ、代表に就いた。

 20歳のときは30歳の自分を常にイメージした。すてきな人を見て「絶対、ああいうふうになるんだ」と思った。皆が遊んでいるときにコツコツ勉強したり、働いているときも「絶対、無駄にならない」と信じた。夢リストを書き出し、実現したら消していた。

 目標があるなら、それに向かって突き進むべきだと思う。若いうちは無限の可能性がある。
(聞き手・澤村真理子)



<略歴>
 1966年神奈川県生まれ。立教大を卒業し、大手飲料メーカーで広報などを担当。29歳で結婚を機に退職し、夫の仕事で99年に帯広へ。2003年にNPO法人ぷれいおん・とかち入会、08年から現職。

ぷれいおん・とかち事務局長 羽賀陽子さん(47)=帯広市
遊びは大切 自分を豊かに

 大手企業に勤めていたときは、組織の中で自分の役割を果たすのに精いっぱいだった。任せられる仕事は大きく、達成感ややりがいもあったが、利益を求める流れの中の1人だった。今の仕事は「自分がしたいこと」「地域に必要なこと」がベースになっている。

 子供を産んで、仕事観や「社会の中での自分」ということを随分、考えた。世の中で一番大事なのは「次の世代をきちんと育てていくこと」だと思った。子供と、子供を育てる親を支え、何が大事なのかを一緒に探し伝えていく今の仕事は、本当に重要と思いながら活動できている。それが収入につながってもいるので、幸せだと思う。

 企業で働いていたとしても、言われたことだけをするのと、どうすれば企業にも社会にも良い結果が生まれるかを考えて仕事をするのでは、やりがいが違ってくる。言われたことをこなすだけでは、仕事は面白いものにはならない。

 遊びは大切。仕事以外で自分を豊かにする時間を持つことで、仕事の深さや幅も広がると思う。遊びの中から、共感する力も生まれる。若い頃は体力に任せて、自分が楽しいこと、人と一緒に楽しむことをたくさんしてほしい。人のつながりは財産だから。
(聞き手・澤村真理子)



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