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【年間キャンペーン とかち 新・働く考】特別編 私のスタイル(上)

2013年03月12日 13時32分

資産税課の同僚と打ち合わせする高橋さん

福島市役所職員 高橋敬さん(39)=帯広育ち
十勝の元気さに触れ発奮

 「十勝の人はバイタリティーがある。1月に同窓会で帯広に帰ったとき、十勝で活躍する多くの同窓生に再会した。自分も、また頑張らなきゃなって発奮したんですよ」。福島市内の居酒屋。高橋さんは地酒が入ったおちょこを傾け、相好を崩してこう語った。

 福島市生まれ。父親の仕事の関係で幼少の頃から帯広市で暮らし、小・中・高校時代を過ごした。千葉県の大学に進学し、卒業後、「生まれ故郷で実家のある福島市で暮らしたい」と福島市役所に入った。

直後から避難所勤務
 2011年3月、現在も籍を置く資産税課に異動して1年目だった。地震があったときは外勤中。車の中でも大きな揺れに「ただ事ではない」と思った。

 震災直後から約1カ月間の勤務場所は、県内沿岸部で津波や原発事故の被害に遭い、福島市へ逃れてきた人たちが身を寄せる避難所。安否確認に訪れる人たちへの対応や、炊き出しに追われた。「あの頃は忙しさと大震災被害の非日常的な衝撃で、あまり記憶がない。季節感も感じなかった」と振り返る。

 同年4月上旬、地震で被害を受けた市内の家屋調査に入った。昨年6月からは建て替え補助に向けた家屋評価の仕事を手掛け、現在は建て替え後など新築家屋の調査に携わっている。

安心感を大事に
 一軒一軒を訪ね歩き、調べていると、それぞれの家で暮らす家族の状況や、一人ひとりの生き方に触れる。「みんな大変な思いをしている。だからこそ、私が調査・評価に行った際、安心感を持って受け入れられることが大事」と自身の立ち位置を話す。

 2年たっても原発事故の影響が続き、先が見えない中、少し疲れた気持ちを抱えていたときに十勝の友人に会った。発奮した今は、こうも思う。「北の屋台やホコテンなど、帯広・十勝が元気な様子は福島でも注目している。福島は今、震災・原発事故を引きずってマイナス。でも、いずれプラスに転じて十勝の人に『福島は元気だね』と言われるように仕事をしたい」(井上朋一)



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