HOME 特集 【森に芽吹く庭園 ガーデンショー開催まで1カ月】(1)上野砂由紀さん
   | メール配信登録  twitter facebook |

特集

【森に芽吹く庭園 ガーデンショー開催まで1カ月】(1)上野砂由紀さん

2012年05月07日 13時46分

 6月2日の開幕まで1カ月を切った北海道ガーデンショー(実行委主催)。会場の十勝千年の森(清水町羽帯)では、自然との対話をテーマにデザインされた独創的な庭の数々が、昨年夏から時間をかけてじっくりと造られ、春の訪れとともに芽吹きの季節を迎えた。庭や花に心を寄せる人々に開催意義などを聞いた。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

上野ファーム(旭川)ガーデナー 上野砂由紀さん

北海道の庭園 発信の好機 
 「人工的ではなく、屋外で自然と調和して造り込み、開催中も植物が成長し、変化する過程を見せる。こんなショーは日本では初めて。北海道の庭園文化を発信する大きなチャンス」と期待を込める。

 1974年旭川生まれ。札幌市内のアパレル会社勤務を経て2000年、庭園の本場イギリスに渡り研修生として働きながらガーデンを学んだ。帰国後、01年から米農家の実家「上野ファーム」でガーデン整備に当たる。04年に専門誌のコンテストでグランプリを受賞し全国から庭の愛好者が訪れる。

 当初は英国式庭園を目指す中で「本物とのあまりの違いに悩んだ」と振り返る。そこで本州からの来園者が北海道の植生を珍しがることに着目し「北海道だからこそ見せられる庭を造ろうと考え方を変えた」ことで高い評価を受ける。

 気候差から本州では同じ時期に咲かない品種を組み合わせ、北海道の在来種を使った。こうして積み重ねた実績が認められ、08年、倉本聰氏脚本のテレビドラマ「風のガーデン」に登場した庭(富良野市)のデザインを担当、脚光を浴びる。

 いまや庭造りでは道内の代表的な存在。上野ファームも含む上川、十勝の7庭園で展開する「北海道ガーデン街道協議会」副会長を務める。「ガーデンショーでは招待作家の庭のみならず、世界トップクラスのガーデナーらによる講演もある。北海道のガーデン文化の底上げになる」と話している。(井上朋一)

 ガーデンショーでは国内外の著名な庭園デザイナー4人が庭を造り披露する。ダイアナ妃の庭園を設計したダン・ピアソン氏(イギリス)、大樹町在住のガーデンデザイナー白井温紀さん、造園家の竹谷仁志氏(東京)、同じく中谷耿一郎氏(山梨)。アメリカ在住の芸術家長澤伸穂さんがアート作品を手掛ける。

 ◇チケット 前売り一般1000円。勝毎サロン(藤丸7階)、十勝観光連盟(JR帯広駅エスタ東館2階)などで販売中。小学生以下無料。問い合わせは、事務局・十勝千年の森(0156・63・3000)へ。

観光特集(勝毎電子版)
十勝川白鳥大橋ライブカメラ
とかち観光書店
6~12時 12~18時
28日の十勝の天気
最高気温
10℃
最低気温
-1℃
朝日デジタル

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み