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【移住者が開いた宿めぐり】(7)宿屋cafe ARUKU(新得)

2010年08月17日 15時37分

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念願の宿の前に立つ雄さん(左)と由紀さん。バイクは由紀さんの愛車「スズキ ジュベル」

楽しくがモットー
石川雄さん(44)

 妻の由紀さん(39)=名古屋市出身=が20代後半に日本一周ツーリングを敢行した際、「最も良かった」という北海道。広大な土地、道も真っすぐな十勝に魅せられて先に移住した当時交際中の由紀さんを追う形で、11年前、自らも帯広に移り住んだ。

 その十勝で、由紀さんとともに念願だった宿を営む。由紀さんとはツーリングを介して知り合った仲。好きなオートバイに乗る時間はなくなったが、仕事の後の、長期宿泊客らとのアットホームな触れ合いが楽しみの一つだ。

 岐阜県多治見市出身。帯広に移ってからは測量会社などに勤めたが、「人間相手の商売がしたい」と2007年、市内稲田町で「ごはんcafe ARUKU」を開店。昨年12月、新得で手ごろな物件が見つかり、「いつか宿を開きたい」という2人の夢が実現した。宿の食堂を利用して、今年4月には喫茶店も開いた。

 「ARUKU」という名称は、禅語で「どこに行っても毎日が修行の場」という意味の「歩歩(ほぼ)是道場」が由来。これを「歩歩是道楽」と置き換え、「どこに行っても楽しめる人生を」というのが自身のモットーだ。

 かつては南国での暮らしにもあこがれたが、今では涼しい夏や、アレルギーに悩まされたスギやヒノキのない生活を快適に楽しんでいる。

 料理や菓子作りは独学で身に付けた。帯広時代は30種類以上のケーキを用意できたが、宿業に追われる今は、自慢のガトーショコラなど定番に絞って提供する。カフェは主に町内から、宿は道内外からの客がメーン。「お客さんがくつろげる場所でありたい」と心掛ける。(高田敦史、おわり)
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 <メモ> 新得町5条南3ノ12、国道38号沿い。電話0156・64・5668。カフェは午前11時〜午後9時で一番人気はシフォンケーキ。素泊まりで1泊3000円、朝食500円、夕食1000円。

6~12時 12~18時
13日の十勝の天気
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