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【移住者が開いた宿めぐり】(6)和みの風(清水)

2010年08月17日 15時35分

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ともに看護師の資格を持ちながら、ペンションを切り盛りする桐木さん夫妻

体が不自由でも安心
桐木智一さん(36)

 繁忙期の夏場こそ専業だが、それ以外の時期は今も訪問看護師との“二足のわらじ”。「どちらも大好きな仕事ですから。喜んでもらうのがうれしいんです」と、つらさはない。

 山形生まれの東京育ち。看護学校を卒業後、都内で看護師として勤務。妻の真由美さん(41)との結婚を機に、大自然に囲まれる生活にあこがれ、2001年に北海道に移住した。

 一念発起し、08年に清水で開いたペンションは、バリアフリー設計で、リフト付きの浴槽やオストメイト対応トイレなどを備える。真由美さんも看護師で、体の不自由な人なども安心して泊まることができる施設だ。

 「看護師さんと一緒だったら、旅行ができるのに」。まだ新人だったころ、患者からぽつりと言われた一言がきっかけになっている。そのときは特に意識もしなかった。

 看護師としての経験を重ねるうち、いずれ師長になって患者と接する時間が減るのが嫌だと思うようになった。そんなとき、その言葉を思い出した。「そうだ、体に不自由がある患者さんでも来られるようなペンションをやろう」と。

 好みの中古物件を探すうち、清水町人舞の旧人舞福祉館を紹介された。ほどよい広さと、自然に囲まれた景観などが気に入った。宿の名前は「心地よい風が吹くように」と付けた。

 運営に追われ、宿泊客には自ら手作り料理を振る舞うなど多忙な毎日だが、宿泊客との触れ合いが疲れを忘れさせてくれる。

 将来はキッチンを備えた離れを建て、終末期の患者が連泊しながら、家族らとゆったりと過ごせるような環境を整えたいと考えている。(藤原剣)
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 <メモ> 清水町人舞289ノ38。電話0156-62-6303。1泊2食付き大人8800円。ホームページはhttp://www9.plala.or.jp/nagominokaze/

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