特集
【移住者が開いた宿めぐり】(4)Cafe&宿 カンタベリー(中札内)
2010年08月17日 15時23分
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宿を経営する小松さん夫妻。宿泊した人との会話や触れ合いを楽しむ

小松高広さん(40)
「僕が実際に旅行し、最終的に思い出に残るのが宿。そこで、旅の究極のお手伝いは宿だと考えた。宿泊者は人と人との触れ合いを求めて来るんです」
兵庫県出身。学生時代から旅が好きで、国内外を問わず足を運んだ。北海道にも20年以上前から何度も来ており、風景や食べ物を楽しみにしていた。
だが、その楽しみ方も徐々に変わった。訪れた観光地のことは忘れても、泊まった宿で主人や利用客とした会話や出来事は思い出に残る。いつしか、「自分もそういう場所を提供できれば」と思うようになった。
道内のほとんどの市町村を訪ね、「自分が住みたい場所」「宿ができる場所」を探した。「畑の肥えた土、土の色、村の生き生きとした明るい雰囲気、日高山系の雰囲気にピンと来た」というのが中札内。2007年に妻の理恵さん(43)とともに試験営業を始め、翌春、本格的にオープンさせた。
宿泊者との会話を大切にする。「来た人の顔、名前を覚えられる規模にした」と言う通り、暖炉と小さなテーブルのあるロビーは小松さんと宿泊者、あるいは泊まった者同士の会話の場になる。
村での何気ない生活や、エゾリス、木といった自然などを語り、各地から訪れた宿泊者の話に耳を傾ける。「話をすると、居ながらにして僕も旅をした気分になる。いろいろな空気を持って来てくれる」と笑顔を見せる。
敷地内で育てるクリスマスローズのガーデンには、多くの見物客が訪れるようになった。「また来たいと思われる原動力になる」という会話や触れ合いを、今後も続けるつもりだ。(菊池宗矩)
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<メモ> 中札内村南常盤東4線285ノ25。電話0155-68-3899。1泊2食付き4300円(男女別相部屋)。ホームページはhttp://www6.ocn.ne.jp/~canter/
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