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【移住者が開いた宿めぐり】(3)畑の宿モクモク十勝(芽室)
2010年08月17日 15時20分
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マイホーム並みの資金で建設したログハウスと吉田さん

吉田敏郎さん(49)
「サラリーマン時代は常に自分の立場を意識しました。今は好きなことが言える自由があります」。東京での都会暮らしと決別し、北海道にUターン後、自営の道を選んだ。勤め人では味わえない開放感に浸っている。
旭川市出身。東京の大学を出て輸入商社に就職した。通勤電車に長い時間乗る生活が肌に合わず、30歳で帰郷。帯広で大手製紙会社の営業職を8年間経験し、札幌への転勤命令を機に退社、2000年2月に民宿を開いた。
民宿は会社勤務時代、道東各地に出張する際に利用した。「その土地の人と話ができるなど、ホテルにはない魅力があるんです」
2階建てのログハウス(床面積延べ264平方メートル、客室6部屋)は、友人の大工らの協力を得て建てた。資材を自分で調達し、輸入原木の仕入れで苫小牧に出掛けたことも。「マイホーム並みの建設費で済んだのが大きかった」と振り返る。
オープン当初は苦労し、コンビニでアルバイトをした時期もあったが、テレビで紹介され、4年目から客数がぐんと増えた。ほとんどが道外客で、最近は60代やアジアからの客も。「北海道好きのお客さんが多い。名所を見るためでなく、風の心地よさや夜の涼しさを感じるためにやって来ます。家族連れには農業体験が魅力」という。
楽しみは客との語らい。見知らぬ同士だがら盛り上がる。田舎暮らしにあこがれる旅行者に、昔の自分を重ねる。「企業でトップに立てるのはひと握りの人だけ。サラリーマンから足を洗って良かったと思う。これからは社会問題などにも目を向け、行動したいですね」(平野明)
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<メモ> 芽室町上芽室南1ノ5ノ14。国道38号を同町市街地から西へ向かい、途中左折して300メートル先。電話0155-62-7779。周辺は畑で、剣岳などの山並みが美しい。1泊2食6800円。夕食は10品以上が付く。
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