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【移住者が開いた宿めぐり】(2)セキレイ舘(大樹)
2010年08月17日 15時18分
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湯川さんと妻順子さん。宿は民家のままなのが魅力

湯川政樹さん(47)
「旅と旅行は違う。観光ルートを外れ、その土地を感じることに旅の魅力がある。南十勝に観光名所はあまりないが、旅の魅力は限りありません」
岡山県倉敷市出身。20歳になるころから、ツーリングで頻繁に北海道を回るようになり、22歳のときに日本一周を達成。1983年、宿泊客として偶然、訪れたのが町晩成の「セキレイ舘」だった。
当時の晩成地区は道路がまだ舗装されておらず、海岸沿いの原生花園には美しい野草が咲き誇っていた。「開拓期の薫りが残っていることに魅力を感じた」と振り返る。
以後、北海道へ来るたびにセキレイ舘を利用するように。97年、初代の宿主が宿を手放すことを知り、“軽いノリ”で2代目を継いだ。
セキレイ舘は農家の跡地にあることから、サイロや畜舎が敷地内に残る。宿も民家のままで、“田舎のおじいちゃんの家”のような居心地の良さを目指している。
晩成地区には生花苗沼(オイカマナイトー)などの沼、擦文遺跡の「十勝ホロカヤントー竪穴群」といった観光資源があり、シカやキツネ、カワセミ、タンチョウなどの動物も日常的に見られる。セキレイ舘としてバイクで大樹や豊頃、幕別町忠類を回るツアーも行っており、「南十勝にしかない北海道らしさを楽しんでほしい」という。
最近は毎日午後9時ごろに宿泊客を交えたお茶会を開き、宿主として南十勝の魅力を語り尽くすのが恒例だ。「どこにも負けないここの景色を伝えるためにも、1日でも長く続けたいですね」と笑顔を見せる。(佐藤圭史)
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大樹町晩成。電話01558-7-8065。1泊の大人料金(23歳以上)は2食付き5000円、夕食付き4400円、朝食付き3800円。個室の場合は1000円増。
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