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【札幌支社長インタビュー】(1)コープさっぽろ理事長 大見 英明さん

2010年04月08日 14時23分

 在札幌の企業や団体、支社の代表に、十勝毎日新聞社札幌支社の丸山芳明支社長がインタビューする。月1回掲載。
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地域と一緒に豊かさを
真正面から「環境経営」

 おおみ・ひであき 1958年、愛知県安城市出身。北大理類に入学し、3年生進学時に教育学部に転部。卒業後コープさっぽろに入社。入社当時は生魚の三枚おろしなどの下積み時代もあった。

 −コープさっぽろの現状は。
 コープさっぽろは全道130万人の組合員に出資してもらい、利用・運営されている組織。道内に103店舗(2月現在)があります。年内には札幌西区と幕別町札内に新たに出店を計画しています。環境配慮型の先進的なエコスーパーになります。

 2008年度から経営健全化をスタートさせ、組合員とともに道内の産業や道民の暮らしにどう役立って行くのか、常に考えて取り組んでいます。

 −安全・安心への理念に基づく具体的な取り組みは。
 08年のリーマンショックは大量消費・大量生産の終焉(しゅうえん)だと思います。生活者の価値観が変わらなければ地球環境を含めて持続的な社会を保てない時代になったという警鐘になりました。これからを展望すると、環境を軸にした経営「環境経営」を真正面に位置づけて取り組まなければなりません。

 具体的には08年10月1日から全国に先駆けて「ノーレジ袋」運動を展開しました。この運動は全国でもっとも北海道が進んでいます。組合員には負担を強いる形になりましたが“脱石油”の観点から理解を得られています。

 また3月から、一部商品について商品の製造や輸送などで発生した温暖化ガス排出量を表示する「カーボンフットプリント」(CFP)を導入しました。道内で製造する加工食品「北海道100」のうち16品目について、二酸化炭素排出量を店頭の販促物や宅配カタログに表示します。

 −「十勝」をどのようにとらえているのか。
 帯広は依田勉三に代表されるように、民政による開拓で発展を遂げました。十勝の人はアイデンティティーが高く、その精神がいまも宿っている感じがします。

 北海道は製造業に関しては非常に弱い地域。農業でどう自立を図っていくかが勝負。その点で十勝は大きなウエートを占めています。基盤もしっかりしており、可能性を秘めた地域だと思います。私たちも十勝の産物や魅力を全国へ発信する使命を担っていると思います。

 −今後の展望を。
 明らかに今は転換点。生活、産業などすべてが変わっていかなければ持続が難しい状況にあります。破綻(はたん)の縁にあった1998年から12年間、組合員に生かされてきました。これからはどう期待に応えていくのか、恩返しの意味も含めて、組合員の意見にしっかり耳を傾けたい。どのようにすれば地域が一緒に豊かになっていけるかということに、コープさっぽろの事業全体を位置づけていきたいと思います。
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 生活協同組合コープさっぽろ 1965年創立、創業。本部は札幌市西区発寒11ノ5。出資金526億円(2009年3月20日現在)、事業高2325億円(08年3月21日〜09年3月20日)。内訳は店舗事業1659億円、宅配事業654億円、共済事業12億円。正規職員1401人、契約職員441人、パート・アルバイト職員8952人。生活協同組合市民生協コープさっぽろを2000年に名称変更。08年から二酸化炭素削減の思いを「−CO2OP」というロゴで表現している。

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