HOME 特集 【争点2010 帯広市長選】(下)ばんえい存廃
   |  twitter |

特集

【争点2010 帯広市長選】(下)ばんえい存廃

2010年04月02日 15時13分

米沢氏 市民理解が何より重要
上野氏 負担増なら新たな判断

 運営受託会社が2年連続赤字見通しで存廃の「瀬戸際」に立つばんえい競馬。存続の意義を説く「感情論」が先行する中、主催者の帯広市は一般会計からの赤字補てんを禁じ、現時点で存続に向けた具体的な裏付けを示す「方法論」を提示できていない。

 運営受託会社は2008年度に約6500万円の赤字、今年度も約3800万円の赤字見込みに陥り、「継続可能な新スキームを地域主導で確立しなければいけない」としている。

 米沢則寿、上野敏郎の両氏とも一般財源を投入してまで存続させることに否定的な見解を示すが、存廃の判断基準をめぐっては温度差も出た。

 上野氏は「馬産振興、馬文化、ばんえい競馬が持つギャンブル性を一緒に考えることはできない」が持論。直接的収支を重視し、市民負担増に懸念がある場合は馬産振興及び経済波及効果(管内約65億円)も考慮に入れながら、「新しい判断も覚悟しなければならない」とする。

 米沢氏は民間企業の経営コンサルタントを務めた実績から、存廃の判断に関しては、詳細な収支の把握が必要との立場。「税投入してまでの事業継続は市民理解が得られない」との認識は上野氏と共通する。ただ「市民がどう思うかが何よりも重要」とも語り、一般財源投入の是非を含め市民の考え方の醸成を待つ構えだ。

 7月に競馬場内に開業する複合施設(観光交流拠点施設)に関して上野氏は「現時点では十分な市民理解を得るに至っておらず今後の議論を待つ」、米沢氏は「競馬の支援施設と考えている市民も多い。結果が求められる」としている。

■屋内スケート場
米沢氏…イベント収入を
上野氏…光熱費対策急ぐ

 帯広の森屋内スピードスケート場の維持管理費(指定管理料)は来年度、2億308万3000円となり、一般財源支出(市民負担)は1億4560万円に。砂川敏文市長が説明してきた旧リンク並みの負担(年間7000万〜8000万円)の約2倍に膨らんだ。

 上野氏は「負担予定計画に狂いが生じたため市民負担額に影響を与えている。管理経費の節減など光熱費対策に取り組むことが急務」と主張。米沢氏は「旧リンク並みにすることは現実問題として困難。使用エネルギーの検討や施設の収入増など負担軽減に努める」とする。

 維持管理費削減には使用料やイベント収入の確保が不可欠。米沢氏は「世界に発信する施設。この施設でさらに底辺を拡大して世界で活躍する多くの地元選手を育てたい。市民利用も広げる必要もある」と主張する。

 上野氏は「国が選手強化施設として位置付けるよう行動を起こす。帯広の森の他のスポーツ施設と関連付けて有効活用する方策を講ずる」とし、合宿誘致や「十勝五輪ピック」開催などを提案している。

6~12時 12~18時
13日の十勝の天気
最高気温
-2℃
最低気温
-15℃

十勝毎日新聞に掲載された全19市町村の話題や
お知らせなどを、地域の皆様や十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報としてお伝えします。

無料メール配信中     登録数6000 件突破

今、なぜ「かちまい」…
ご購読のお申し込み