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特集

【サンデートーク】 佐藤 禎稔さん

2010年03月07日 14時27分

発足50周年を迎えた 十勝農業機械化懇話会
会長 佐藤 禎稔さん(53)

歴史伝承「農機具館」、子ども楽しめる仕組みに

 産学官の専門家でつくる十勝農業機械化懇話会が発足して50年。2月20日には帯広市内で盛大な記念式典を催した。発足時は畜力からトラクターへの転換期だったが、農機の勉強会を重ねて機械化を推進、十勝農業の規模拡大に貢献してきた。同会の活動や今後について、佐藤禎稔会長(帯広畜産大准教授)に聞いた。(文・関坂典生、写真・塩原真)

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活動は報告会
 −会の活動内容は。
 設立は1959年9月。トラクターが国内に入ってきたため、農業機械を研究しようという機運が高まっていた時期でした。管内の試験研究機関、農機メーカー、ディーラー、農業改良普及センター、農業団体の関係者、農家などが集まり年数回、それぞれの研究成果を発表して情報交換していました。

 今は年1回の報告会が定番で、会員は35個人と37団体・社。ピークだった30年前の6分の1程度に縮小しましたが、農機の歴史を伝える活動に力を入れています。昨年6月に開設された「とかち農機具歴史館」(帯広市川西町)は市と協力して展示機械を集めました。

 −会に入って良かったことは。
 産学官のつながりを持てること。研究者は机上の研究だけでなく、現場に出て農家がどう機械を使っているのか知らなければいけない。メーカーの機械を見せてもらったり、懇話会の人脈でさまざまな分野の関係者を紹介してもらったこともあります。

 −今後の抱負を。
 今年は国際農業機械展の開催年。道外者が見慣れない大型機械のガイド役を買って出たいですね。

 「とかち農機具歴史館」には、昔の営農写真や書類の資料も展示できれば。来場するのは昔を懐かしむ高齢者が多いですが、子供たちも楽しめる仕組みをつくりたい。今年は全国の研究者でつくる農業機械学会も帯広で開催するので、歴史館を出席者のツアーコースに入れて多くの人に見てほしい。

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会の活発化課題
懇話会の活発化も課題。農機に関心のある人などを掘り起こして会員を増やしたい。機械活用の視点で十勝農業振興を考えたい人を募集しています。若手農家も歓迎。興味のある人は事務局(Eメールtksmt@obihiro.ac.jp)まで連絡をください。


 さとう・ただとし
 1956年、秋田県能代市生まれ。80年に帯広畜産大畜産学部農業工学科を卒業後、ヤンマーディーゼル(大阪)を経て81年に同大助手、2003年に助教授(現・准教授)。十勝の畑作に適した大型機械に魅せられ、小学校などでロボットの出前授業も行っている。帯広市内で妻、2女と暮らす。

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