特集
【バンクーバーだより】浅田の“アスリート魂”に敬服
2010年02月27日 16時13分
浅田真央の涙にアスリート魂を見たような気がした。
25日はスピードスケート競技も休みだったので、午前中に原稿を仕上げてフィギュアスケート女子フリーに出掛けた。もちろん十勝関係選手はいないので勉強(半分は応援)のためだ。浅田の演技を実際に見るのも2回目だった。
会場のパシフィックコロシアムは日の丸と太極旗であふれ、最終グループに入ると一気に空気が張り詰めた。そしてヨナ登場、観客は静まりかえりその完ぺきな演技に目を奪われた。フィニッシュで会場が揺れんばかりの歓声。続いて浅田、こちらも負けないくらいの声援だ。
だが結果は中盤の3回転でまさかの失敗。直後のテレビインタビューで泣いていたようだが、表彰式では必死に涙をこらえた。その後、報道陣の待つミックスゾーンで再び浅田は泣いた。数十人の記者で押しくらまんじゅう状態の中、「悔しいです」と震える声で語るのを聞いた。
敗れた表彰台で笑わなかったのもアスリートのあり方として敬服する。泣きながら質問に丁寧に答える姿も19歳とは思えない。負けた時に話をするのが嫌で姿をくらます選手を何人も見てきた。選手に記者の質問に答える義務はない。だが一流選手にはそれだけの覚悟があるのだと思う。
(古川雄介)
関連記事
- 【バンクーバーだより】冷静さ取り戻したハンカチ(2010/02/27)
- 【バンクーバーだより】 一覧
- バンクーバー五輪に関する記事一覧



