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【バンクーバーだより】冷静さ取り戻したハンカチ
2010年02月27日 16時11分
「これで汗ふきなさい」−。帯広でスケート取材に携わった時から長年お世話になっている清水芳博さん(帯広市上帯広、清水産業代表)と和子さん夫妻が、十勝の選手の応援に駆けつけ客席で偶然お会いした。
スピードスケート会場では、連日十勝出身選手の家族や関係者を探して取材をしている。しかし、チケットの関係で選手の家族同士が離れて座っていることが多い。スタンドは広く混雑しており、家族の元へたどり着くため、人ごみをかき分けるだけで汗だくになる。そんな私に和子さんがタオルハンカチを差し出してくれた。開幕して数日間、会場の雰囲気にのまれ、取材の要領がつかめず冷静さも失いかけていた。それだけに「汗ふきなさい」の言葉で落ち着きを取り戻した。「大変だね。ごくろうさま」。自分たちも周りの人に支えられて取材ができることに、感謝の気持ちが込み上げてくる。
「冷静」と「感謝」を忘れないよう、そのタオルハンカチを大事にポケットに入れている。
(金野和彦)
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