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特集

【創る】 羊毛の編み物

2010年02月22日 15時11分

幕別・五十嵐豊子さん

一つずつ丁寧に商品を編む五十嵐さん

高い保温性、編み目に味わい
 自宅で羊を飼い、毛の刈り取りから糸紡ぎ、編み物まですべて手作業で商品を仕上げる。靴下やニット帽、腹巻きを中心に、要望があればセーターなどにも対応する。

 五十嵐さん(73)は忠類中学校を卒業後、家業を手伝いながら独学で編み物を学んだ。1960年代には町内の商店にセーターを納入し、販売したことも。現在は道の駅・忠類で、「出店者の会」会員として羊毛の編み物を販売している。

 羊は30年ほど前からペットとして飼育を始め、現在は約30頭。「ボス」「なっち」「めぐ」などと命名、「それぞれ毛の質が異なり、商品によって使い分けている。自分で飼っている羊の毛だから、商品にも愛着がわく」と話す。

 毎年5月ごろに羊の毛を刈り、選別、洗浄などの工程を経て紡毛機で糸を紡ぐ。編み始めると羊毛が徐々に靴下やニット帽へと姿を変えていく。

保温性が高い羊毛の靴下(右)と腹巻き

 デザインはシンプルながら、編み目模様に味わいがある。保温性が高く、愛用者から「冬には欠かせない。冬以外でも冷え性なので助かる」などと好評。個人的な注文も多く、同道の駅に置いていないセーターやカーディガンなども編む。

 手作業のため、1日に出来上がる商品に限りがある。「靴下は1日1足、腹巻きは1枚3〜5日かかる。人のために作ることができる喜びをかみしめながら、編んでいます」と笑顔を見せる。
(佐藤圭史)

<メモ>
 販売場所の道の駅・忠類は幕別町忠類白銀町384。国道236号沿い。電話01558−8−3236。靴下2200円、腹巻き2500円、ニット帽1600円など。

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