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【バンクーバーだより】締め切りアウト 憎たらしい製氷車
2010年02月17日 14時11分
あと1時間早く終われば…。長島圭一郎の男子500メートル銀メダルは涙がこぼれそうになった。でも記者の立場から言えば悔しくてならない日だった。選手たちの話を聞き終わったのが日本時間の午後2時。製氷車の故障による中断がなければ、この話をその日の紙面に入れられたのに。製氷車をたたき壊したいくらいにがっかりした。
日本とは17時間の時差があるため、日本時間の午前中に終わるスピード競技は夕刊単独の私たちにとって“おいしい”時間帯なのだ。ただ男子500メートルの終了予定時間は日本時間の午前11時50分。取材を終えると時間はギリギリだが、全速力で記事を書く自信はあった。ところがあのトラブルで締め切り時間に“アウト”となってしまった。
報道陣が話を聞くミックスゾーン、銀メダリストの話を聞く位置に姿を現した長島は金メダルの取材位置をチラリと見て「ここかぁー!」と笑った。いつもぶっきらぼうな男が声を上ずらせて素直な気持ちを語ってくれた。レース後のガッツポーズも生涯忘れられないだろう。そして製氷車への恨みも決して忘れない。(古川雄介)
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