特集
【時計台だより】(20)さよなら札幌
大通公園では道内で最も有名な冬のイベント、さっぽろ雪祭りの開幕を控え、大雪像や市民雪像づくりが急ピッチで進んでいる。しかし、残念ながら今年は雪祭り会場を訪れる機会はなさそうだ。2月1日付で2年5カ月勤務した札幌支社を離れることになった。
北海道洞爺湖サミット、支庁制度改革をめぐる道議会の混乱、政権交代が実現した衆院選など、大きなニュースの現場に数多く立ち会った。道内大手企業・団体のトップに取材する機会も多かった。政治・経済から文化・芸能・スポーツまで、幅広いジャンルの取材をこなしてきた。
一度も住んだことのない札幌での仕事と生活、およそ10年ぶりの取材記者復帰など、不安だらけでの赴任だったが、取材先や関係する皆さんの協力に支えられ、とても充実した日々を送ることができた。公私ともにやり残したことは少なくないが、この経験は、今後の財産になるだろう。
十勝を離れて感じたのは、十勝のパワーだ。「十勝は元気だ」「十勝の食べ物はおいしい」「今後の北海道を担うのは十勝だ」。多くの人からこうした言葉を掛けられた。“十勝出身”の人やモノに関連した取材も多かった。道や経済界が重点に掲げる「食」「環境」「観光」といったキーワードは、そのまま十勝の発展方向に当てはまる。
今後は記者から新聞をつくる側に立場が変わるが、十勝のパワーを伝える新聞づくりを心掛けたいと思っている。札幌の皆さん、お世話になりました。(末)




