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【断面 衆院選】 農業界に揺さぶりかける鈴木

2009年08月17日 15時11分

 「特定の人だけを呼ぶのは公平でない」

 13日、帯広市内で開かれた、新党大地代表鈴木宗男の記者懇談会。対米FTA反対集会(17日午後、音更町)に、自民党前職の中川昭一だけを講師として招いたことに触れ、主催側の農業団体を痛烈に批判した。

 鈴木には農業界に対し積年の不満がある。中選挙区時代、十勝では「建設業界=鈴木」と「農業界=中川」の流れがあり、小選挙区制移行後、釧路に国替えしても農業界は北村直人に顔を向けた。歯に衣着せぬ発言は、選挙協力を結ぶ民主党前職、石川知裕への援護射撃だけではなかった。

 昨年8月、帯広競馬場で開かれた肥料高騰の3000人集会。中川、石川の両衆院議員、参院議員の中川義雄が出席する中、鈴木は「十勝に籍がない」という理由で招かれなかった。しかし鈴木は飛び入りで参加、会場が騒然となった。「傍流」のハンディを行動力ではね返してきた鈴木ならではの動きだったが、団体側は大いに困惑した。

 政権交代の可能性もある今衆院選で鈴木は、農業界をさらに揺さぶる。FTA集会実行委員長の矢野征男(前ホクレン会長)にも「農家手数料から多額の退職慰労金を受け取る人間に(実行委員長の)資格はない」とけん制した。「鈴木さんの攻撃には慣れている」、管内農業団体幹部は多くを語らないでいる。
(おわり、文中敬称略)

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