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【断面 衆院選】 市医師会に漂う複雑な空気
2009年08月16日 14時27分

帯広市医師会の政治組織「帯広市医師連盟」(堀修司会長)の幹部は淡々と語る。過去の衆院選と同様、今回も自民党前職の中川昭一から推薦要請を受け、公示後に正式推薦する予定。ただ、過去の選挙戦とは異なる微妙な「距離感」も示唆する。
医療費の自己負担増、後期高齢者医療制度の創設−。「医者にかかりにくくしたのは自民」と、別の幹部は政府与党の医療政策への不信感をあらわにする。しかも、民主党前職の石川知裕の兄は市内の開業医。個人的に親交のある会員も。民主側から同連盟に「直接的アプローチはない」(同連盟)とするが、民主政権の誕生も見越して「様子見」を決め込む会員は少なくない。
本州では茨城県医師連盟が民主支持を表明するなど、全国的に医師会組織の一枚岩が崩壊。10日に開かれた帯広市連盟の理事会でも特に総選挙の議題はなかったという。「帯広の医者の間で政治闘争への関心が薄まる傾向に拍車がかかっている」。ある幹部はこう漏らす。
衆院議員に限らず、道議レベルでも保守系人脈が太かった帯広の医師の世界。自民への逆風が増す中、会員の間には「自主投票」にも似た複雑な空気が漂っている。
(文中敬称略)
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