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【断面 衆院選】 厳しい視線の中「断酒」宣言

2009年08月10日 13時37分

 「日本のため、皆様方のために酒を断つ。こういうつもりであります」

 帯広市内で9日に開かれた中川昭一の総決起大会。中川は会も終わりに差し掛かった時、出席者に向かって「断酒」を誓った。集まった約1700人から、どよめきと拍手が起きた。

 財務・金融相だった2月に演じた失態会見。酒に酔ったかのようなもうろうとした中川の姿が全国に流れ、大臣職を辞任。イメージダウンは甚だしく、父一郎時代から積み上げてきた王国の実績は吹き飛んだ。「極度の疲労」「風邪薬の飲み過ぎ」−。釈明しても有権者や支援者の見る目は厳しかった。

 断酒宣言の伏線となったのが講師の三宅久之(政治評論家)の叱責(しっせき)。「生まれ変わったというのなら断酒しなさい」と迫り、中川義雄(参院議員)も壇上で「叔父として昭一にはこの場で宣言してもらいたい」と呼び掛けた。中川は「親父の言葉だと受け止めた」と語り、決意の理由を「日本のため」と繰り返した。

 苦戦を強いられている選挙戦。選挙対策本部長の矢野征男は「おわび行脚をしているが、真に反省していると、何か伝える形が必要だった」と中川の発言を率直に歓迎した。「やっと『スタート』が切れる」、古参の後援会幹部は語った。(文中敬称略)

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